令和元年度西部支部新人大会準決勝 朝霞西 vs 武蔵越生

令和元年度南部支部新人大会・準決勝(1日、武蔵越生会場)。武蔵越生と朝霞西の一戦は、前後半と1点ずつを加えた武蔵越生が2ー0で勝利し、4年ぶりとなる県大会進出を決めた。

立ち上がり武蔵越生は縦に速い展開やサイドアタックから前線の3枚を生かして攻撃。すると前半17分、右クロスが流れたところを1年生FW伊藤稜賀がヒールで決めて試合を動かした。

一方、先制された朝霞西も焦らずにクオリティーを見せ、中盤底から技術のあるMF関口駿希が展開し、FW原弘貴がワンタッチやヒールパスで翻弄。MF黒川寛太がフィニッシュに絡むなど、しっかりとボールを繋ぎながら人とボールが動くサッカーで中盤以降は押し込む展開を作る。

それでも「守備に関してはこれまでみんな軽さがあったんですけど、今日は後ろ3枚とボランチ2枚がしっかりと動いて、囲みながらボールを取れた。ようやく安定してきたかなと思います」と武蔵越生のDF木村一世主将。後ろを中心にここをしっかり耐えて無失点で抑えると、後半はFW五十嵐大翔や怪我明けの10番FW渡辺光陽など、血を入れ替えながらスピードアップ。

再び押し込み、後半19分には「ごちゃごちゃしたところでのドリブルが得意」という五十嵐がゴール前のスモールエリアをダブルタッチで交わして左足で沈めて突き放し、勝負を決めた。

4年ぶりの県大会に臨む武蔵越生。新人戦は自分たちの現在地を知る戦いに

「今年のチームはまだ全然サッカーというんじゃなく、私生活を含めて頑張ってなんぼというところからスタートしている。まだサッカーでどう相手と戦っていこうというのではなくて、こうやって守って、攻める、そういう基本的なところ、個の部分をという状況」と西澤浩一監督。現在はスタイル云々ではなく、個の強化によってチーム力アップを図っている状態だ。

3年生は高さという色があった中、新チームは昨年のようなサイズ感はない分、「パスサッカーであったり、足元で勝負したい」と渡辺はいう。また今年は昨年U-16の県2部リーグで無敗優勝を達成した1年生も多く絡むことになりそうで、そういった部分でも面白いチームになりそうだ。先制点の伊藤は「去年は結構自分も点を決められた。自信はあります」と意気込む。

新人戦県大会は4年ぶりの出場。「このチームに変わったスタートのところで県のトップチームを相手にどれくらいうちのやつらがやれるかなというところ」と西澤監督。県大会は素材感で戦って自分たちの現在地を知り、その後は関東、インターハイ予選に向けて、ビルドアップやパスサッカーであったり、チームとしてのスタイルを積み上げていくことになりそうだ。

石黒登(取材・文)

試合結果

朝霞西 0-2 武蔵越生