[少年団中央大会]新座片山FCが5年ぶりV。先制を許すも諦めない気持ちで終盤に同点弾、PK戦を制し“あと一歩”を越えた6年生ラストタイトル

第54回埼玉県サッカー少年団中央大会(11人制)は1月25日に決勝が行われ、新座片山FC少年団が1-1からのPK戦で上尾朝日FCスポーツ少年団を下し、5年ぶりの優勝を飾った。

新座片山は立ち上がり、前線に起点を作りながら力強くアタック。8分にはMF梶桜介(6年)が中盤からドリブルで運び出してシュート、さらにこぼれ球をFW小林大地(6年)が狙う。

対する上尾朝日も圧力に慣れた中盤以降は、切り替えの早い守備からボールを奪回して、相手コートに押し込む時間を増やす。アタックでは技術の高い10番MF木﨑太陽(6年)を中心に、MF大野翔馬(6年)主将や左サイドのMF髙木優大(6年)が絡みながらゴールに迫っていく。

前半は0-0で終わったが、後半4分、上尾朝日はFW荒木飛夢(6年)のプレスに対し木﨑が連動して動いて前でボールを奪取すると、左足シュートで流し込んで2試合連続弾で先制した。

新座片山は準決勝に続き、先制点を奪われる形となったが、「みんなで声を出して、絶対負けないぞっていう気持ちが続いていた」(小林)というチームはヘッドダウンせずに前へ。梶を前線へ上げて圧力を強めると、15分、小林の左クロスからオウンゴールを誘発して同点に追いつく。

後半に一気に動き出した試合は、その後も一進一退の攻防が続いた。18分には梶の抜け出しを上尾朝日GK永岡碧海(6年)が阻止し、延長戦では互いに決定的な場面を迎えるも、上尾朝日MF中山雄聖(6年)のシュートはわずかに上、新座片山MF鈴木理玖(6年)の一撃はクロスバー、さらに終了間際には中山のシュートが左ポストを叩くなど、最後まで勝敗は揺れ続けた。

勝負の行方はは1-1のままPK戦に突入。新座片山は昨冬の全日本U-12予選3位決定戦と同様に梶がゴールマウスへ立った。2本目で上尾朝日が左ポストに当てると流れが傾き、互いに譲らぬ展開の中で迎えた5本目。上尾朝日が枠を外し、新座片山が3-2で激闘に終止符を打った。

「ここまで同じような場面で、なかなか結果に結びついていなかった。6年生最後ということもあって、これまでの悔しさがこの勝ちに繋がったと思います」(梶原理監督)。昨年は新人大会で準優勝、全日本U-12予選は3位とあと一歩届かなかったチームが、最後の舞台で頂点に立った。

エースとしてチームを牽引した梶は「決勝やその一歩前で負けていたので、本当に勝てて嬉しいです」と笑顔。その言葉通り、“あと一歩”を越えた6年生たちが、最後にタイトルを掴み取った。

石黒登(取材・文)

試合結果

上尾朝日FCスポーツ少年団 1(2PK3)1 新座片山FC少年団
0(前半)0
1(後半)1
0(延前)0
0(延後)0
2(PK)3