「ダイナミックな攻撃」がハマり、新座第二中が準々決勝で4ゴール快勝!
令和4年度新人体育大会・準々決勝が10日に行われ、新座第二が4-0で東松山南を下した。
「うちの強みである4-3-3で、前の選手たちが自由に、ダイナミックに攻撃してくれたので、そういう意味ではそれが得点に繋がっていたかなと思います」と新座第二・阿部悠希監督はいう。
新座第二は前半6分、右サイドに流れたCF小野寺快斗(2年)のクロスを左WG大久保航大(2年)が決めて先制した。16分にはMF小川孝太朗(2年)が2点目。32分、10番MF林信孝(2年)の縦パスから右WGの丸田陽斗(1年)がGKの1対1を制して3-0で折り返す。
後半9分の4点目はチームとして課題としていた2枚目の飛び出しから。攻撃の起点となった小川はそのまま前に走ると、大久保の縦パスに抜け出し、沈めた。小川は「HTの時に(大久保)航大と話し合っていて、コンビプレーで点を決めようと言っていたので、その意識通り決められて良かったです」とニンマリ。狙い通りの形も出た新座第二が4-0完勝で8強進出を決めた。
「今年のチームは守備の部分というよりもどちらかというと、攻撃の部分でダイナミックなところを出す、というところが強く出ているかなと思います」(監督)。小野寺は相手の重心を見て、スルスルと抜いていくドリブルが持ち味で、下がって組み立てにも参加できる器用さも持つ。また、先制点の場面のように小野寺が1枚、2枚と剥がすことで、相手守備をずらし、さらに空いた選手がゴールを決めることができているといい、「攻撃の部分はかなりクオリティー高くやれている」と話す。小野寺、小川に加え、主将の福谷泰正、赤坂大和(ともに2年)の両CBと、センターラインの4人はひとつ上の代でもプレーしており、そういった経験値も持つチームだ。
東松山南は3回戦でも得点を積み重ねた左の小泉朗楓(2年)、右の三條楓(2年)の両WGが裏を取って攻撃したかったが、新座第二の圧力もあり、なかなかそういう場面は作れなかった。
石黒登(取材・文)
試合結果
東松山南 0-4 新座第二
0(前半)3
0(後半)1