第13回埼玉県第4種新人戦中央大会決勝 レジスタFC(B)vs FCアビリスタ

第13回埼玉県第4種新人戦中央大会決勝。FCアビリスタとレジスタFC(B)の一戦は2ー0で勝利したアビリスタが大会初優勝を果たした。なお、決勝進出の両チームは埼玉県代表として3月16、17日に神奈川県で開催されるJA全農杯チビリンピック2019関東大会に出場する。

初優勝を狙うアビリスタと準々決勝で兄弟チームのAを破ったレジスタBの対戦となったファイナル。立ち上がりから相手コートに押し込んだのはアビリスタだ。中盤でセカンドボール争いを優位に進めると、10番の秋山龍詠のクロスに成沢結尊や広瀬陸が連続して合わせていく。

レジスタBは前半11分に那須陽太が果敢な仕掛けからゴールを狙ったが、ここはGK永田隼がファインセーブを見せゴールを守る。するとアビリスタは前半13分、成沢がドリブル突破でエリア右を抉り、佐藤心が繋いだボールに抜け出した広瀬が右足で流し込んでゲームを動かした。

1点を追うレジスタBは後半から大城あさひを前線に上げて縦に早い形に切り替え。大城が前でタメを作りながら、寺井悠太がキレのある突破や抜け出しからゴールに迫る場面を増やす。

後半は相手のロングボール戦術に対し押し込まれる展開となったアビリスタだが、そこをしっかりと凌ぐとカウンターの逆襲から追加点を奪った。後半16分、相手のカウンターを読んだ安倍千暉がインターセプトから左サイドをドリブルで前進。相手を引きつけつつ綺麗なサイドチェンジを通すと、フリーで受けた成沢がひとつ運んで右足で豪快に突き刺して勝負を決めた。

「うまく行き過ぎたなと。一戦一戦、目の前の試合を戦っていたらベスト4だった」と菊岡亮太監督は明かしたが、そんな中でもひとつの転機になったのは準決勝の1FC川越水上公園戦だ。「開始10分は何もさせてもらえなかった」というチームは前半13分に先制点を喫してしまう。それでも直後の前半14分に安倍のゴールで同点とすると、16分に広瀬が追加点を上げてすぐさま勝ち越し。後半も安倍、広瀬の1発ずつを含む3点を加えて5ー1で逆転勝ちを収めた。

ちなみに準々決勝のはくつるフットボールクラブ戦も逆転勝ち。安倍は「いつもは同点までで逆転まではできなかったけど、今大会でそういう力を身につけられた」とチームの成長を語った。準々決勝、準決勝で得た自信を手に決勝では前半から堂々と戦い、初優勝を掴み取った。

「個」の技術の高さを見せたアビリスタが初の栄冠

「ひとりひとりの技術とアイディアを生かしながらやれたらいいなと。チームとしてというよりは個人的な練習の方が多いですね」と菊岡監督。今大会では個々が技術の高さを見せた。

普段から1対1やコーンドリブルなどで足元の技術を磨いているという選手たちは、2戦連続の2発で最優秀選手に輝いた広瀬や成沢らアタッカー陣に加え、「センターバックなんですけど、ボールを持った時にドリブルで行ったり、キラーパスを出したり、ロングシュートを狙ったりするところが得意」という安倍ら、後ろの選手も技術が高く、攻撃的なスタンスを持つ。

それが形になったのが勝負を決めた後半16分の2点目の場面だ。相手のカウンターをゴール前でインターセプトした安倍はそのまま誰かに預けることなく左サイドをドリブルで前進。敵陣半ばまで運ぶと、逆サイドに綺麗なサイドチェンジを通し、これが広瀬の2点目に繋がった。

チームに決まった点取り屋はおらず、どこからでも決められるのが持ち味。関東大会に向け広瀬は「これで終わりじゃないので、しっかりと次に繋げるために良い準備をしていきたい。自分たちの良いところを出して強いチームにも勝てるように頑張りたい」と意気込みを語った。

石黒登(取材・文)

試合結果

レジスタFC(B) 0-2 FCアビリスタ

大会結果

優勝、FCアビリスタ
準優勝、レジスタFC(B)
3位、1FC川越水上公園、鴻巣市田間宮サッカースポーツ少年団

最優秀選手、広瀬陸(FCアビリスタ)

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