プリンスリーグ関東・参入決定戦 昌平 vs ジェフ千葉 U-18

25日(日)に行われたプリンスリーグ関東・参入決定戦(市原スポレクパーク)。初戦で日本大学藤沢高校に勝利した昌平高校は、昇格をかけてジェフユナイテッド市原・千葉U-18と対戦したものの0-1で敗れ、2年ぶりのプリンスリーグ関東復帰とはならなかった。

昌平は前半からトップ下に入った松本泰志が攻撃を牽引。35分には針谷岳晃のパスを受けた松本が決定機を作る。守っては体格で勝る相手に対し、中に入れさせない守備で対応。DF石井優輝、関根浩平、GK緑川光希のセンターラインも集中した守りを見せていた。

後半は相手のロングボール攻勢に苦戦。それでも全員でカバーしながら、カウンターからスピードのある本間椋、松本がゴールを狙っていく。後半終了間際には立て続けに2度の好機を迎えたもののいずれもゴールとはならず。試合は10分ハーフの延長戦に突入した。

延長戦も攻め込まれながらも無失点と堪えていた昌平。延長後半4分には本間がゴールほぼ正面で倒されフリーキックを獲得する。しかし第1戦でも直接沈めていた針谷のキックはわずかにクロスバーの上に。すると延長後半9分に失点。これが決勝点となってしまった。

「決めるべきポイントで決められなかった」と藤島崇之監督。それでも「主導権を持ってやれる状況から、相手に分析され、やりたいことに制限がかけられるようになったのはステージアップ。これを乗り越えていけば真の実力がつくと思う」とこの1年を振り返った。

これで今年度のチームは解散。プロに進む針谷、松本をはじめ、大学でサッカーを続けるもの、またここでサッカーを一区切りとするもの、そして次年度からチームの中心となる1、2年生たち、それぞれがそれぞれの道を進んでいくこととなる。

ジュビロ磐田に入団する針谷は「ミスはゼロで点も取れる、尚且つ運動量も増やしていきながら守備もしっかりできる選手になりたい」。サンフレッチェ広島に内定した松本は「決める部分と決めさせるパスというのは今後の課題。この悔しさをバネにプロでも頑張りたい」と意気込みを語った。

主将の新垣理生は卒業後、国士舘大学に進学する。「大学では守備面だけでなく、攻撃面でももっと得点に絡めるような選手、攻守両面でチームに欠かせない存在になりたい。ここまでやってきたからにはプロにもなりたいと思っている。まずは1年目から試合に関われるようにしたい」と語った。

また「あいつらなら大丈夫」と針谷が言う1、2年生たちも、石井、関根、緑川をはじめ、佐相壱明、この日は出場のなかった山下勇希らが中心となる次年度は、インターハイでのさらなる躍進、そして今年果たせなかった選手権出場、プリンス関東昇格に向け、気持ちを新たにしているだろう。

「1年生で選手権に連れていってもらって、2年生の時はプリンスリーグでやらせてもらった。そして自分たちの代でインターハイ3位に入った。本当に長いようで早かった、濃い3年間だった」と振り返った新垣主将。数々の昌平の歴史を塗り替えた彼らは今、それぞれの将来へと旅立っていく。

石黒登(取材・文)

試合結果

昌平高校(埼玉県) 0-1 ジェフユナイテッド市原・千葉 U-18(千葉県)

0(前半)0
0(後半)0
0(延前)0
0(延後)1

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