平成29年度 埼玉県高校サッカー新人大会 ラウンド16 昌平 vs 浦和南

平成29年度 埼玉県高校サッカー新人大会が10日に開幕。昌平高校グラウンドでは昨年5冠で大会3連覇を狙う昌平高校と南部支部2位の浦和南高校が対戦した。試合は新主将のDF関根浩平が先制ゴールを決めた昌平がその後2点を重ねて3ー0で勝利。昌平は次戦ラウンド8で成徳深谷高校と激突する。

序盤から昌平はMF原田虹輝が起点となって1年生FW大竹琉生らが積極的に仕掛けていく。前半17分には後方からの浮きパスに抜け出した大竹が狙っていくも浦和南GK桒原丞のセーブに遭ってゴールならず。さらに攻め続けるとMF古川勇輝のパスから大竹が持ち込んだが、これもはじき出されてしまう。それでもこのセットプレーから昌平は先制に成功した。

前半25分、原田の右コーナーキックに「マンツーマンのひとりを剥がせば取れるかなという気はしていた。蹴る前の駆け引きで相手を外せたので、あとは飛んできたボールを決めるだけでした」と関根がヘディングで合わせた。1年次からレギュラーとして数々の大舞台を経験し、今年はキャプテンマークを巻く関根の一撃が新生・昌平の公式戦初弾となって試合を動かす。

さらに33分には相手のセットプレーを凌ぐと、カウンターからFW森田翔が抜け出して「タイミングを外して」右足で加点。今年は昨年のエース・佐相壱明(現・大宮アルディージャ)が務めた1トップに入る森田は「佐相くんは動き出しと決定力があったが、自分も決定力は負けないと思っている。相手を剥がしてのシュートだったり、そういうのを見せていきたい」。

後半はMF草野皓、県大会より復帰したMF大坂悠力と経験値のある選手たちが攻撃の形を作った浦和南だが、昌平も関根らディフェンスラインがしっかりと対応して決定機は許さない。

すると後半24分には再びカウンターからMF伊藤雄教のアーリークロスに飛び込んだMF木下海斗が「絶対に来ると思った。身体ごといったが、キーパーに止められそうだったので最後は足で」決めて3点目。守っても0で抑えた昌平が3連覇に向けてまずは1回戦を突破した。

数字だけ見れば快勝だが、「今日の試合はもう少し点が取れたと思いますし、自分たちとしてはそこまで納得のいく内容ではなかった」と関根。セットプレーやカウンターで得点できたのは良かったとしたが、「押し込んだ状態でも割っていけるような力が今日はまだ足りなかった」。木下も「攻撃で噛み合わないところがある。次の試合までに修正したい」とした。

また新キャプテンに就任した関根は「1年生から出してもらっていろいろ経験しているのでそれを周りに伝えていけたら」。1年次には全国高校総体で3位、昨年は埼玉5冠と経験値は歴代主将の中でも随一。その上で「試合内外で自分が引っ張っていくのは前提なんですけど、やっぱり全員が発信していけるくらいのチームが理想」と周りからの声というものも求めた。

石黒登(取材・文)

試合結果

昌平 3-0 浦和南

2(前半)0
1(後半)0