平成29年度 埼玉県高校サッカー新人大会ラウンド16 浦和西 vs 朝霞西

平成29年度 埼玉県高校サッカー新人大会ラウンド16。昨年選手権予選準優勝の浦和西高校は西部支部2位の朝霞西高校が対戦した。試合はFW森喜紀が2ゴール、1アシストを記録した浦和西が反撃を1点に抑えて3ー1で勝利。浦和西はラウンド8で西武台高校と激突する。


お互い決定機を迎える中でスコアを動かしたのは浦和西。前半14分、DF重信圭佑が左サイドからクロスを入れると「常に監督にもゴールを取れるポジションにいろと言われている。1点目はその形が意識できた」と森が浮き玉のボールに右足でダイレクトで合わせて先制する。

浦和西はさらにその1分後に追加点。ゴール前でボールを持ったMF塚原育汰は森からのリターンに抜け出してゴールに流し込んだ。一つ前のシーンでは「少しシュートを打つか迷っちゃったんですけど(笑)」と明かしたが、それでも折り返しをしっかり決めて2点差とした。

しかしその後浦和西はチャンスを作りながらもなかなか3点目を決め切ることができず。2ー0で折り返した後半も4分、6分には森が、7分にはFWオージ・ヴィクター・シラタのクロスに森がスルーしてMF石山凌太郎が狙うが、シュートはゴールを捉えるには至らない。

すると試合の流れは徐々に朝霞西へ。カウンターからFW佐藤巧が相手ディフェンスに圧力をかけていくと、28分にはDF鶴見凌のクロスに佐藤巧がヘッドで合わせて1点を返した。

それでも浦和西は後半36分に待望の3点目。その5分前に投入された1年生MF柳澤大輝のクロスに1点目同様に森が「ディフェンスとディフェンスの間で待って、うまくキーパーとディフェンスの間に早いボールが入ったので合わせるだけでした」とニアに入って頭で合わせた。

朝霞西も最後まで攻める姿勢を見せたが、3ー1で勝利した浦和西が8強入りを決めた。

立て続けに2点を取ったまでは良かったが、その後はなかなか点が取れずに逆に1点を返された。浦和西・市原雄心監督は「今日は経験で勝てたが、次の西武台戦でも今日のような試合をしていては10点取られる」。2得点、1アシストとすべての得点に絡んだ森も「もっと取れたかなと。しっかりと共通の意識を持って前の連携を高めていきたい」と気を引き締めた。

今冬は森、石山、オージーと昨年の選手権出場組にけが人が続出する中でようやくメンバーが揃ったのは先週の日曜日のトレーニングマッチ対真岡高校戦(5ー1○)。怪我で昨年のリーグ入れ替え戦を欠場した森は「すごい迷惑をかけてしまった。S1にいけなかった分もしっかりとこういう大会で結果を残して、チームを優勝させられるように頑張りたい」と意気込んだ。

また今季大きな覚悟を見せるのがMF唐牛七海。昨年の入れ替え戦で聖望学園に0ー7と大敗した直後に「このままじゃダメだと。自分で変えようと思って」キャプテンを志願。さらに今年はエースNo.10を背負う。この日は前半こそ得意のドリブルでサイドを切り裂いたが、後半はマークがさらにきつくなる中で「それでも突破できるだけの力を持たないといけない」。

昨年は30年ぶりの全国大会に出場し「チームとしても学校としても盛り上がった」と市原監督。「今年は厳しいな、苦しいなと感じているけど、それでもやっぱり勝ちたい。だからこそ逞しくなってもらわないと困るので、試合を通して変わってきてくれることを期待しています」。今年のスローガン「union(団結)」。チーム一丸となって再びあの景色を目指す。

石黒登(取材・文)

試合結果

浦和西 3-1 朝霞西

2(前半)0
1(後半)1

footballpark_omiyabaner