南浦和中が朝霞第一中を振り切り、8強入り! 中体連サッカー新人体育大会

令和5年度中体連サッカー新人体育大会3回戦が7日に行われ、さいたま南浦和中と朝霞第一中が対戦。南浦和中が2-1で勝利し8強に進出した。10日の準々決勝で埼玉栄中と対戦する。

南浦和中は前半16分、MF福島瑛太(2年)が左サイドからゴール前に放り込んだボールがこぼれたところを見逃さず、MF関本悠吾(1年)がヘディングで押し込んで先制。26分にはディフェンスとキーパーの連携ミスを突き、FW関塚遼(1年)が流し込んでリードを2点と広げた。

一方、激戦の朝霞地区1位で県大会に進出した朝霞第一中も後半14分、縦パスに抜け出したFW大堀颯(2年)が角度のないところから右足で突き刺して1点を返す。終盤も猛攻を見せたが、同点ゴールを奪うことができず、タイムアップ。南浦和中が2-1で勝利し、8強に進出した。

南浦和中は2年生が8人と少なく、現3年生と比べれば戦力的にも落ちる部分はあるという中で今年もしっかりベスト8入り。神立朋次監督も「そういう意味ではよくやっている」と話す。

10番でキャプテンのMF鈴木照世(2年)は県トレにも選出される選手で、指揮官も「ちょっとやっぱりレベルが違う」と期待する。今大会は腰の剥離骨折などを抱え、市予選から限定的な出場だが、その中でも出れば違いを見せられる選手だ。この試合も後半からの出場となった中で3試合連続のゴールとはならなかったものの、前線で存在感。「走って、ボールを受けて、ドリブルでどんどんチャレンジして、最後ちゃんと決めきれる決定力の高い選手になりたい」と語る。

準々決勝は市予選で敗れた埼玉栄中とのゲーム。福島は「前回負けているけど、次は絶対にリベンジできるように。(10日も)2勝して決勝まで行って、絶対に勝ちます」と意気込みを話した。

石黒登(取材・文)

試合結果

さいたま南浦和中 2-1 朝霞第一中
2(前半)0
0(後半)1