令和2年度新人体育大会2回戦 南浦和中 vs 川越西中

南浦和中が大勝発進。エースMF升掛壮梧を中心に技術値高い選手が多く連覇に期待

新人戦連覇を狙うさいたま南浦和中は川越西中を11-0で下し、大勝発進を決めた。

今大会は2回戦から登場の南浦和中だが、7、8日は高円宮杯関東大会を控えるため5日が初戦となった。この日は平均身長で10cm以上高い川越西中が相手だったが(南浦和が154.5cm、川越西が168cm)、エースMF升掛壮梧を中心に高い技術力で圧倒した。

前半3分にセットプレーの2次攻撃から升掛のヘディングで先制すると、そこから一気にゴールラッシュ。FW坂本勇希が4得点を決めたほか、MF畑乙樹もハットトリックを達成。また、FW関賢人が2得点、DF横山大翔が1得点を奪い、11-0と大勝スタートを決めた。

「やっぱり3年生中心になる中で2年生のチーム作りが難しい部分があったが、初戦はとりあえずうまくいったと思います」と神立朋次監督。3年生は今週末に初の高円宮関東大会を控えており、2チーム平行で強化を行っていかなければならない難しい状況もあった。

そういった中で上の代にも絡む升掛、畑のWエースがチームを牽引した。升掛は1人、2人くらいならば平気で交わしてしまうようなボールコントロールを披露。身長は162cmと大きい方ではないが、ヘディングで先制点も決めた。畑は積極的なシュートでハットトリック。また、指揮官が「技術的に高い」と話す坂本、MF坂田隼翼も存在感を見せた。

3年生はFW高橋伸太朗やFW秋本光瑛などスピードやサイズ感のある選手がいた中で、今年は前述したようにサイズこそないが、「昨年と同じかそれ以上」(神立監督)という技術の高さがある。中盤以前の6人はどこのポジションでもできそうな技術値の高さを持っており、現在は適正ポジションを探っているとのこと。市大会では埼玉栄に準決勝で敗れたが、怪我で離脱していたDF石川知英も復帰。キャプテンのDF大塚宥も後半から出場するなど、連覇に向け選手も戻ってきている。今大会も本命候補のひとつと言えそうだ。

石黒登(取材・文)

試合結果

さいたま南浦和 11-0 川越西
6(前半)0
5(後半)0