プリンスの経験値見せる、西武台は相手の土俵で戦い4発完勝! 昨年準V成徳深谷は2回戦敗退…

「第102回全国高校サッカー選手権大会 埼玉県大会」は15日、2回戦を行った。注目の対決となったプリンス関東2部の西武台と県1部の成徳深谷の一戦は西武台が4-0で勝利した。

注目の一戦は指揮官も「予想外」と話す大差に。その中で守屋保監督は「守備の面でここのところ良くなかった分、集中してくれたかなと思います」とディフェンスをこの試合のキーに挙げた。

立ち上がり、成徳深谷がパワーをかけてきた中で、西武台は対人の部分やロングボールに対し、集中した守備。特にCB2枚が2年生の若いディフェンスラインのリーダーに、と大会前に中盤から右SBにコンバートされた10番の西村航、左SB治部田元太、ボランチの武笠修也主将の3年生のトライアングルを中心に挟み込み、相手の強みである2トップに仕事をさせなかった。

その上で「あえて相手に合わせた」サッカーを選択。今季はプリンス関東2部で成徳深谷とスタイルの近い、流通経済大柏Bや矢板中央Bにもミラーマッチを仕掛け勝利(3戦3勝)。この日もハイプレス、ハイボール、セカンドボールで負けないことを徹底し相手の土俵でもペースは渡さない。前ではFW竹内奏海(2年)、FW遠藤秀悟(2年)の2トップが力強さを見せていた。

その中で前半23分、プリンスリーグの強豪たちと戦う上でテーマとしてきた精度の高い縦パスが西村から竹内へ入ると、クロスにMF大塚恭生(3年)が合わせ先制。さらに36分には右からのアタックで竹内がシュートしたこぼれ球を再び大塚がゴールに流し込んで2-0とした。

大塚はプリンスなども含め、公式戦初ゴールからの2得点に「嬉しかったです!」と笑顔。後半も応援席側の左サイドで声援を受けながら相手の重心の逆を取るドリブルで会場を沸かせた。

23分にはフリーキックから混戦を治部田がシュート、こぼれ球を今年3月、U-17日本代表のトレーニングパートナーとして国内合宿に帯同したCB谷口輝(2年)が決めて3点目。30分には竹内、大塚と繋ぎ、スルーパスにうまくディフェンスと入れ替わった遠藤が左足で流し込んで勝負を決定づけた。大塚は3点目のフリーキック獲得を含む、全ゴールに関わる活躍だった。

一方、昨年準優勝の成徳深谷はここで敗退に。開始からDF鈴木嵐(3年)主将が高い位置を取って仕掛けたが、チームのストロングであるFW秋本光瑛(3年)、FW平井心瑛(3年)の2トップを封じられ、自分たちの展開に持って行くことができなかった。前半終了間際にMF稲葉優斗(2年)が、後半7分に途中出場のMF福島雪翔(2年)が狙ったが、ゴールが遠かった。

石黒登(取材・文)

試合結果

成徳深谷 0-4 西武台
0(前半)2
0(後半)2