初戦突破も宮原中は後半の失速を反省 10番MF神田「気持ちを入れ替えて、戦う準備を」
15日、令和5年度学校総合体育大会県大会の1回戦がBUNANフットボールフィールドほかで行われ、さいたま宮原中と入間黒須中の一戦は2-0で宮原が勝利し、2回戦に進出を決めた。
宮原は開始早々、そのタイミングで攻め上がっていたCBの大谷獅朗(3年)がロングシュートを突き刺して先制。さらに引水前にはMF松本渉(2年)のシュートをGKが弾いたところを見逃さず、10番のFW神田真生(3年)が決めきって早い段階で2-0とすることに成功した。
しかし、序盤は狙いとするワンタッチで叩きながらリズム良く攻撃を仕掛けるサッカーも出ていた一方で、暑さなどもあり、足が止まり始めると後半はややトーンダウンした部分もあった。
また、怪我を抱えるMF武圭悟(3年)主将が後半に下がったことも大きかった。木戸龍太監督も「守備でもシャットアウトしてくれますし、攻めても前から行ってくれる」という今年のチームの中核は、大会前の練習試合で右の腿裏を負傷。この日は前半のみの出場にとどまった。その中で後半はなかなか強度を上げることができず、セカンドを奪えなかったことも展開に響いた。
左SBの髙橋謙吾(3年)が攻守で気の利いたプレーを見せ、大谷、濱崎周哉(3年)のCBコンビもうまくマークを受け渡しながら相手に決定機らしい決定機は作らせなかったが、課題も多く残る内容に。神田は「今週はちょっと練習の入りがぬるい部分があった」と反省。「このゲームをしていては、当然2回戦、3回戦と勝っていけないと思う。月曜からもっともっと次の2回戦に向けて気持ちを入れ替えて、戦っていく準備をできたら」と改めて気を引き締め直した。
武は「(次戦は)多分もうちゃんと治ってできると思う。1年生大会や新人戦は県に行けなくて、学総でやっと県に行けたので、しっかり勝ちきって関東まで繋げたい」と意気込みを語った。
石黒登(取材・文)
試合結果
さいたま宮原 2-0 入間黒須
2(前半)0
0(後半)0