東野が3発完勝で初戦突破!リーグ戦の課題生かす「最後までやりきる形取れた」
県大会を目指した戦いがスタート。令和5年度高校総体支部予選が4月29日に開幕。西部支部・所沢高会場では3試合が行われ、第1試合では東野が3-0で所沢を下し2回戦に進出した。
東野はボールをしっかりとポゼッションしながら、運動量が持ち味のMF片岡尚吾(3年)がチャンスに絡んだ。前半22分、MF小川大蒼(3年)を起点に片岡が絶妙なヒールパスを通すと、これに抜け出したMF安藤慶音(3年)が内に切り込みながら右足を振り抜いて先制した。
後半26分には、狙いとしていたCKからDF井原来庵(2年)のキックをその直前にもセットプレーから惜しいシーンを作っていたCB並木柊二(3年)が押し込んで追加点。32分には前線で抜け出したFW小寺涼太(3年)が左足でニア上を突き刺して3点目とし勝負を決めた。
東野は今季Wリーグ(西部1部)では開幕からまさかの3連敗。支配率では60%強とボールを握りながら、1本でやられるなど、なかなかそれを結果に結びつけることができていなかった。
須釜洋勝監督は「芝生から土に変わる中で一個一個まず後ろが常にアラートな状態で、シンプルに、前に関してはやりきろうということで今日は臨むことができて、ここ数試合の中では一番最後までやりきれる形が取れたのかなと」と話す。この日はトップとして出場し、クロスバー直撃のFKもあったMF栗林駿(3年)主将も「結構シュートで終われたので、あまりカウンターにも繋がらなかったですし、しっかり切った状態からまた守備で嵌められた」と手応えを語った。
一方、所沢はしっかりと守りながら、10番でキャプテンのFW加藤岳矢(3年)を起点にアタックを仕掛けたかったが、相手の強度の高い守備を前にチャンスを作ることができなかった。
石黒登(取材・文)
試合結果
所沢 0-3 東野
0(前半)1
0(後半)2