1FCメニーナ勢5人が先発 松山女子、期待の代がスタート!初戦の難しさありつつも3発
令和4年度 埼玉県高校女子サッカー新人大会の2回戦が8日に行われ、松山女子と秋草学園の一戦は3-0で松山女子が勝利した。松山女子は14日に行われる3回戦で正智深谷と対戦する。
松山女子は前半9分、MF武田萌生(2年)の左CKをCBの森下結里奈(2年)がヘディングで決めて先制。28分には再びCKから混戦となったところを森下が決めてこの日2点目とした。さらに後半15分には三度セットプレーからMF大山望愛(2年)が流し込んでダメを押した。
秋草学園も中央の守備が非常に固く、後半はFW田原妃奈(1年)に当てながら前に出るシーンもあった。松山女子は新年初戦ということもあり、武器の右サイドのアタックが前半はなかなか出せないなど、思い描いていた通りの形が出たわけではなかったが、その中でも「きちっとCK、セットプレーで点を取ったりできていたのでそのあたりでは良かった」と江口洋監督は話した。
松山女子にとって今年は期待の代だ。CBの森下と森いろは(2年)、ボランチの10番MF山崎依茉(2年)、右SHの大山、FW内藤梨乃(2年)と各ポジションにいる1FC川越水上公園メニーナU-15勢がチームの中心。中でも1FCメニーナにとって初の全国となった2019年の全日本U-15女子サッカー選手権大会でもひとつ上の代で先発していた大山や足首の柔らかさから繰り出すスルーパスで局面を変えられ、江口監督が「センスの塊」と称す山崎は注目選手だ。
「個人技術、スピード、パワー、この代は実はかなり良い選手たちが揃っている。一昨年に行った以上をチームとして目標として掲げていて、メンツとしては、それぐらい良いメンバーがいる」
江口監督就任2年目だった一昨年は、学校総体、選手権予選で久々の4強入りを果たし、伝統校・松山女子復活を予感させたシーズンだった。その代を越えて、久々の決勝進出、その先の初のタイトルへ。大山は「一昨年は裏関東に行って、初戦でPK負けというのがすごい悔しかった。今年は高い目標を持って、まずは一個一個勝って、県優勝を目指して頑張りたい」と力を込めた。
石黒登(取材・文)
試合結果
松山女子 3-0 秋草学園
2(前半)0
1(後半)0す。