入間向陽が昨年の雪辱を果たし8強へ! 準々決勝は女王・本庄第一と激突、2戦連続のリベンジ達成で「関東大会出場」を狙う
令和4年度高校女子サッカー選手権大会・ラウンド16が3日に行われ、入間向陽は6-0で浦和実業を下し、8強進出を決めた。関東大会出場を懸け、準々決勝では本庄第一と対戦する。
「本当に1点目がどっちに入るかでいろいろなものが変わってしまう展開だったと思います」(酒井昌弘監督)。入りは一進一退だった中で先制点を奪った入間向陽が試合の流れを掴んだ。
クーリングブレイク明けの前半22分、左SB田山絵理(3年)がドリブルで持ち上がる。そして「あの子はあれが出来る」と酒井監督も評する攻撃性で果敢にクロスを送るとこれがオウンゴールを誘った。主将も務める田山は「キャプテンとして良い流れを作れたかなと思う」と喜んだ。
後半は先日の国体関東ブロック予選でも埼玉選抜に選ばれた有力1年生のMF市川心晴、県リーグで11ゴールを量産するFW浅香果穂(3年)が2ゴールずつ、MF池浦史奈(2年)が1ゴールを奪うなど大量5得点を量産。6-0で勝利し、学校総体に続くベスト8入りを果たした。
一方、浦和実業は前半の1点が重く響いた。同点ゴールを奪うべく、後半の立ち上がりは前にエネルギーをかけたが、相手の圧力もありその時間を維持出来ず。15分にDF原小桃(1年)のFKからMF川島里咲(1年)が足を伸ばしたが、ゴールネットを揺らすことは出来なかった。
両校は昨年度の選手権2回戦でも対戦。その際は浦和実業が3-1で勝利しており、入間向陽としては1年越しのリベンジに。指揮官も「かなり気持ちは入っていたと思います」と振り返り、田山主将も「やっとリベンジ出来たという感じで、めっちゃ嬉しかったです」と笑顔を見せた。
「みんな明るくて、でもやるときはやってくれて、協力的で、決めきるところも決めてくれるし、守り切れるし、身体を張れるチームだと思うので、このままベスト4に行きたいと思います」。
関東懸けの準々決勝の相手は学校総体Vの本庄第一に。同大会ではやはりラウンド8で敗れているが、2戦連続のリベンジ達成で、チームとして合言葉としてきた「関東大会出場」を決める。
石黒登(取材・文)
試合結果
浦和実業 0-6 入間向陽
0(前半)1
0(後半)5