戸田喜沢が16強に進出! エース平野は3回戦の従妹対決を楽しみに「絶対に勝ちたいです!」
令和4年度学校総合体育大会は17日、2回戦の16試合を行った。戸田喜沢と川越砂のカードは2-0で戸田喜沢が勝利を飾った。勝った戸田喜沢は3回戦でさいたま与野東と対戦する。
戸田喜沢は前半1分、味方からのパスが流れたところをFW高崎遥斗(3年)が右足ダイレクトで決めて早々に先制した。1-0で折り返すと後半もスコアが動いたのは開始1分。CBの横山朗生(3年)のフィードに10番のFW平野星斗(3年)が抜け出して2点目とし勝負を決めた。
川越砂は前半25分、MF小池碧人(2年)がドリブルで仕掛け、こぼれ球を狙ったのが最大の決定機だったが、ニアサイドへのシュートは相手GKにセーブされてゴールとはならなかった。
松島大輔監督は「ちょっと足元にボールがつかなかった」としつつ、「強度を落とさずにしっかりと走ってゲーム出来た。恐れて下げるようなプレーとか、チャレンジしないプレーは少なかったので、クオリティーは高くないですけど、ゴールに向かって攻め続けたというのはひとつ大きかったかなと思います。(2点目は)諦めずに走ったところが得点に結びついた」と振り返った。
2点目をアシストした横山やMF奥山滉大(2年)の配球からスピードのある平野の抜け出しがチームの得点源。また、地区大会の決勝、県大会1回戦の所沢狭山ヶ丘とのゲームと、今大会は予選から通じて2戦連続でPK勝ちを収めてきており、松島監督も「不測の事態で浮足立ったり、アタフタすることはないというところの精神力は、ひとつ武器かなと思います」と話す。
3回戦の相手はさいたま与野東となった。実は平野と与野東GK上久木田渚(3年)は従妹同士。最後の県大会で実現したカードに平野は「絶対に勝ちたいです!」と意欲を燃やしていた。
石黒登(取材・文)
試合結果
川越砂 0-2 戸田喜沢
0(前半)1
0(後半)1