県大会初挑戦、埼玉朝鮮が記念すべき初勝利!次戦は昨年V川口西と、チャレンジャー精神で金星狙う

令和4年度学校総合体育大会は17日、2回戦の16試合を行った。県大会初出場の埼玉朝鮮と富士見勝瀬の一戦は2-0で埼玉朝鮮が勝利を収めた。埼玉朝鮮は3回戦で川口西と対戦する。

立ち上がりは重さも見られた埼玉朝鮮だが、引水明けの前半19分、ショートコーナーからファン・レウォン(2年)のクロスをDFキン・ファンシッ(3年)がヘディングで決めて先制した。

後半も相手のプレスをいなしつつ、10番のMFチョン・テチョル(3年)主将を起点に攻撃を仕掛け、追加点に迫る。すると終了間際の29分、MFチョン・チャンピョン(2年)の前から追う姿勢が相手GKのキャッチミスを誘発。これをきっちりと沈めて2-0とし、勝利した。

富士見勝瀬は前半、FW長崎悠生(3年)、MF林哉仁(3年)のいる右サイドから迫力を持って切り込んで何度かチャンスを作ったが、相手の粘り強いディフェンスを前にゴールが遠かった。

埼玉朝鮮はこれが県大会初挑戦。予選では2回戦で昨年もあたった木崎にPK戦の末にリベンジ。準々決勝で東浦和に、5位決定戦で尾間木に敗れたが、そこでもう一度気持ちを引き締め直し、7位決定戦で植竹を2-0で下して、列強が揃うさいたま市を勝ち抜いて初の切符を掴んだ。

郭峻宇監督は「勝負強さはさいたま市で鍛えられてそれなりに自信はあった。大一番であったり、そういう時ほど力を発揮出来る子たち。やっぱりちょっと緊張感もありながらも戦って、徐々に力を発揮出来たので良かったなと思います」と初の県大会勝利を掴んだイレブンに目を細めた。

チームの中核は7人が先発した2年生だが、中盤底で安定をもたらし、指揮官も「市予選の時からより一層存在感が上がってきた」と話すチョン・テチョル、先制弾を決めたほか、相手の勢いのある右サイド封じにも貢献したキン・ファンシッなど、重要なところで役割を果たしてくれる3年生たちの存在感も大きく、バランスの良いチーム。だからこそ郭監督も「今年」だと話す。

埼玉朝鮮の伝統として流れる「熱さ」や「闘う姿勢」がチームのベースだ。また、2月にはグラウンドが人工芝に。正規の規格は取れないものの、そこで毎日練習することでボールを繋ぐ技術であったり、連携も強化。「気持ち」の上に「技術」を合わせたハイブリットが今年のチームだ。

次戦は昨年大会覇者の川口西と強敵が相手だが、キャプテンのチョン・テチョルが「僕たちはチャレンジャー」と話すように市予選から一貫して貫くチャレンジャースピリットで金星を狙う。

石黒登(取材・文)

試合結果

富士見勝瀬 0-2 埼玉朝鮮
0(前半)1
0(後半)1