令和元年度学校総合体育大会中学校サッカーの部2回戦 上里 vs 富士見勝瀬

令和元年度学校総合体育大会中学校サッカーの部・2回戦(22日、与野八王子グラウンドほか)。富士見勝瀬中学校と上里中学校の一戦は1ー0で富士見勝瀬が勝利し、16強に進んだ。


立ち上がりから押し込んだのは富士見勝瀬。左右にボールを散らしながら敵陣でプレーするが、上里はキャプテンのDF月岡耀生を中心に長身選手が並ぶディフェンスラインと中盤でしっかりと守備組織を形成して相手の自由にはさせず。前半はそのままスコアレスで折り返した。

後半も勝瀬が優勢に試合を進めるが、なかなか相手の堅守を破ることができず。後半20分にはこぼれ球をMF新井一樹が狙ったが、キーパーの好守に遭いネットを揺らすには至らない。

それでも勝瀬は直後、ついにスコアを動かした。後半22分、左コーナーキックを獲得すると、キッカーのMF片野駿は右足で回転をかけゴールに向かって巻き込むボールを供給。クロスバー真下を叩き、ライン上に落ちたボールは相手ディフェンスに当たってゴールに吸い込まれた。

これが決勝点となり、勝瀬が1ー0で勝利。伊藤将瑛監督は「半年前だったら焦ってどんどん縦に蹴ってしまっていたと思うんですけど、今日は焦れずにちゃんとサイドを使いながらじっくりやってくれた。気持ち的にも強くなっているし、全員で声を掛け合って最後まで絶対に取り切るんだという想いが伝わってきた。成長が見られる試合だったかなと思います」とした。

勝瀬は翌日の3回戦で加須大利根中学校を2ー0と下してベスト8に進出。関東大会出場を目指すチームは、まずは2年ぶりの学総4強入りをかけ、26日に新座第二中学校と対戦する。

 

往年の名手たちが憧れ 片野が得意のキックから決勝点を演出

記録上はオウンゴールとなったが、MF片野駿が得意のキックから決勝ゴールを演出した。

PK戦となれば一転わからなくなる中で後半22分に左コーナーキックを獲得すると、片野は「入ってもいいし、触ってもいいような」球質のボールを選択。右足のキックはゴールに向かって巻きながらクロスバーを叩いて真下に落ち、ディフェンスに当たってゴールに吸い込まれた。

キックは幼稚園の頃から蹴り込んでいる。指揮官も「かなり信頼しています。その局面に応じてしっかりと球質も使い分けられるし、精度も高い。多分中の選手たちも「ここに来る」と思ってやっていると思いますし、(片野のキックは)大きな武器です」と絶対的な信頼を置く。

憧れとする選手はピルロやベッカムといった往年の名手たち。中学生にしてはやや渋めの人選に思えるが、キックの職人ともいえるような彼らの「正確なキック」が好きなのだという。

2年ぶりのベスト4入りがかかる準々決勝・新座第二戦でもその右足のキックに期待したい。

石黒登(取材・文)

試合結果

上里 0-1 富士見勝瀬

soccerlounge