22日、昌平高校にて来季よりJ２ギラヴァンツ北九州に入団が内定したMF平原隆暉、MF井野文太、J３福島ユナイテッドFC入りを決めたDF八木大翔の合同入団記者会見が行われた。第１弾となる今回は記者会見の全文をお届けする。

ギラヴァンツ北九州 強化本部・強化担当　平井秀尚氏

まずはじめにこの場をお借りしまして、井野くん、平原くんのご家族の方、これまでサッカー関係で関わった方々、藤島監督、昌平高校の方々、そしてLAVIDAの方々等にもクラブを代表しまして感謝とお礼を申し上げます。井野くんに関しましては、まず平原くんを視察とスカウトするにあたり試合を見させていただきまして、平原くんの確認をしました。その中で同じ試合に出ている井野くんに対しても、なかなか監督が言われたように目立たない存在ではあったんですけども、気の利いたプレー、攻守に関わるプレーというのは私たちの目にも止まることが十分ありました。彼の貢献度、献身度、そして気の利いたプレー。本当に考えてプレーしている、ボールを奪うところの技術であったり能力というのは非常に評価出来て、練習参加した際に関してもそのプレーを発揮していただいたというところで今回の獲得には至りました。

平原くんに関しましては先程監督の方からも言われていましたように、昨年度の高校選手権のところでの活躍というのがやっぱり心や頭に残るものがありましたので、３年生になった今年に関しましてプリンスリーグであったり、インターハイの予選等を視察に行って、改めて確認することが出来、練習参加に至り、練習参加でも彼自身の持っているものというものを評価することがクラブとして出来ましたので、今回の獲得に至りました。

福島ユナイテッドFC 強化部・スカウト　栁原裕氏

まずは本日このような素晴らしい場にお招きいただき、誠にありがとうございます。そして我々クラブとしては３年連続で素晴らしい選手と契約を出来て、非常に嬉しく思っております。鎌田大夢、柴圭汰に続いて、八木くんがクラブに素晴らしい希望といいますか、素晴らしいクラブにしてくれることを期待しております。並びに昌平高校の関係者の皆様、それからご両親は我々に対して、J３という厳しい場ですけども、ご理解いただきありがとうございます。

八木くんの獲得に至った経緯ですが、初めて見たのはインターハイのプレーだったんですけども、その時に非常にスピードもあって、魅力的なCBだなと思い、藤島さんとお話をさせていただき、練習参加をしていただくという経緯になりました。その時に１日目よりも２日目、２日目より３日目、３日目より４日目と、どんどん良くなっていく八木くんを見て、うちの監督も坪井（慶介）選手みたいだなという話になり、我々としては是非とも八木くんに来て欲しいというところでこの内定に至りました。本人も以前記事の方で「坪井選手のようになりたい」という話をしていましたので、是非とも八木くんには坪井選手のように、『速くて強い』、日本を代表するようなCBになって欲しいなと期待しております。

石黒登（取材・文）

前のページ