埼玉サッカー通信的、高校サッカー選手権 埼玉県予選 裏ベスト11 2021

14日に閉幕した今年の高校サッカー選手権埼玉県大会。ここでは惜しくも優秀選手入りは逃した選手の中でベスト11を組んだ。システムは4-4-2、もしくは4-2-3-1を想定。

GK黒田海渡(浦和南)
浦和南の守護神は怪我に泣かされ、これが高校初の大舞台だったとは思えない安定したパフォーマンス。クロスやハイボールはほぼ負けなし。ピンチの場面でも冷静な状況判断も光った。

DF吉岡陸斗(細田学園)
172cmと上背はないが、島村とともにチャレンジ&カバーを徹底しながら浦和西のセットプレーを耐えきった。また、朝霞二中出身のCBは高校で成長したというコーチングでも存在感。

DF河合陸玖(西武台)
大会前はCBの4番手だったが、高さを生かした守備に加え、準々決勝、準決勝で連続ゴールを決めるなど好パフォーマンス。主力が戻ってくる本番に向けても指揮官は頭を悩ませそうだ。

DF安田航大(浦和南)
スピードを生かしサイドで穴を与えなかった。また、準決勝では精度の高いクロスも披露。「あんな良いクロスが来ると思っていなかった(笑)。本当8割くらいは安田のおかげです」と立沢。

DF武田蒼平(西武台)
左SBの人選は悩んだが、3回戦、準々決勝と怪我の安木に代わり穴を埋めた武田を選んだ。武蔵越生との準々決勝では相手の裏をしっかりと警戒しながらほぼノーミスのパフォーマンス。

MF長谷部碧(越谷西)
越谷西8強進出の原動力だ。正智深谷のプレスにも恐れずにいなし、シャビのように首を何度も振りながらチャンスメイク。セットプレーから2ゴールを演出し、アップセットを演じた。

MF岡田端生(西武台)
中盤の潰し屋、フィルターとしてボールを摘み取り続けた。今大会はけが人もいる中で守備面での活躍が目立ったが、斜めに差すようなパスも得意としており本大会では攻撃面でも期待。

MF松原史季(武南)
武南の1年生10番は得意のドリブル突破や積極的なシュートで可能性の片鱗を見せた。来年は2年生となり、チームの中核となる。今年の経験を繋げ、チームを一番高いところに導く。

MF大塚康生(立教新座)
立教新座のドリブラーはスピードや重心の移動を巧みに使った持ち味の“相手を抜く”ドリブルで何度も抉って好機を演出。57年ぶりのベスト4進出を果たしたチームを攻撃面で牽引した。

FW伊藤稜賀(武蔵越生)
「後輩たちにもあの景色をー」。武蔵越生のエースは市立浦和戦で2得点を決めると、3回戦の昌平戦ではワンチャンスを沈めリベンジ。準々決勝でも一時同点に追いつくゴールを奪った。

FW及川朝日(東野)
2回戦敗退となったが、能力の高さは見せた。初戦2ゴールで勝利に導くと、浦和学院戦は0-3の後半に2点を決め、気を吐いた。このメンバーではトップ下のプレーも見たいところ。

石黒登(取材・文)