SEフィリアFCジュニア

エスイー フィリア エフシー ジュニア

活動拠点大島新田多目的グラウンド(通常練習)、春日部市立東中学校(ナイター練習)
練習日水曜日(19:00〜21:00)、土曜日・日曜日(9:00〜12:00)
HPアドレスhttp://www.sefilhafc.jp

クラブ名の「SE」は「SAITAMA EAST」、「フィリア」はポルトガル語で「娘」のこと。幸手市、春日部市を拠点に、越谷市、久喜市、草加市、羽生市、加須市、伊奈町など、県内東部の少女たちで構成されたクラブ、それがSEフィリアフットボールクラブです。

SEフィリアの特徴はなんといっても、小学校、中学校のほか、高校社会人、そしてママさんとすべてのカテゴリを有している点。全カテゴリを通じて「団結力」を合言葉のもと、文字通り生涯スポーツとしての女子サッカーの発展を目指しているといいます。

今回取材したSEフィリアFCジュニアはその中のU-12チームです。攻撃ではドリブル突破、守備では1対1の部分に重きを置いているそうで、特に練習から力を入れているドリブルでは「何人抜けるかに命をかけています!」と稲葉治久監督。

「この年代で一番鍛えないといけないのは足下。上のカテゴリでパスサッカーをするにも、ここを疎かにしてしまうと何もできなくなってしまう。それは後ろの選手も一緒。そういった意味でポジション等は特定せず、ドリブルを重視している」(稲葉監督)

そのうえでU-15では、パスをする時の判断や精度、フィニッシュまでの組み立てという部分を加えていくといいます。

また、ママさんカテゴリは、お母さんたちの体力作りの場として活用されているそう。同じスポーツをすることで、子供の気持ちの理解や、親子共通の話題作りという意味でも役立っているようです。

現在その数は増えているものの、女の子が小学校以降でサッカーを続けていける環境は未だ十分とはいえません。進学した学校に女子サッカー部がなかったという話や、続けていくことができないならば……という理由で諦めてしまうことも多いと聞きます。

そういう意味でも、すべてのカテゴリを持っているというのは、これからサッカーを始めるお子さんにとっても、預ける親御さんにとっても安心なのではないでしょうか。SEフィリアではホームページにて随時メンバーを募集しているとのことです!

石黒登(取材・文)