坂戸ディプロマッツFC
サカド ディプロマッツ フットボールクラブ
活動拠点 | 坂戸ディプロマッツ専用グラウンド |
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練習日 | 月曜日、火曜日、木曜日(中学1年生) 月曜日、水曜日、木曜日(中学2年生) 火曜日、木曜日、金曜日(中学3年生)18時半から21時 |
HPアドレス | http://diplomats-fc.spo-sta.com |
2000年に設立して今年で17年目。坂戸ディプロマッツFCは坂戸市を中心に活動するジュニアユース年代のクラブチームです。
これまでに県トップリーグを2度制覇。高円宮杯埼玉大会やU-15クラブユース選手権大会でも優勝経験を持ち、現大宮アルディージャ所属で入間市出身のMF長谷川アーリアジャスール選手やMF小池純輝選手(愛媛FC)といったプロ選手を輩出してきました。またその他のOBも浦和レッズや大宮などのJクラブユースをはじめ、西武台、武南、正智深谷、聖望学園や流通経済大学柏といった県内外のサッカー強豪高校に進んでいます。
現在は1学年約40人で活動中。バスによる送迎があることもあり、川越や坂戸、鶴ヶ島、日高、ふじみ野の他、飯能や狭山、入間など、多くの地域から人が集まっているそう。子供たちは日高市にある専用グラウンドで日々汗を流しています。
そんなディプロマッツのサッカーは良い意味でノンスタイル。特定の形に固執するのではなく、相手や状況に応じて選手たちがグラウンドレベルで判断し、そのスタイルを変えていくのが特徴で「1試合の中で様々な顔を出せるというのが理想」と小林翼監督。基本的には「強気に前からボールを奪いにいく」「ポゼッション」というところをコンセプトとしながらも、最終的には子供たちの判断やアイディアを重視しているそうです。
そういった力をつける意味でも、普段の練習から教えすぎることなく「逆に指導しないぐらいのイメージ」でいるのだとか。メニューもシンプルなものが多い中で「伝え方」に気をつけることで、選手たちの考える力を育てているといいます。
また、練習試合では縦に速いサッカーやカウンター、ポゼッション、守備でも状況に応じてリトリートを使い分けるなど、様々なスタイルを試しているそう。
「変えられる幅はこちらで作ってあげなければならないが、どうやるかというのは子供たちが決めればいいと思っている」「スタイルがない分、小さい子や大きい子、足の遅い子、速い子、いろいろなタイプの子にチャンスがある」と小林監督。
「前線にパワフルでスピードのある選手が多く、1人で打開できる選手もいる。中盤には技術力が高い子が多い」という今年のトップチーム。先日行われた日本クラブユース選手権(U-15)大会・埼玉県予選では3試合合計13得点と、これまで課題としてきた得点力が花開いて見事関東への切符をつかみ取りました。
まずは1勝を狙うという関東大会でも躍進に期待したいところです!
(取材・文)石黒登