文教大学
ブンキョウ ダイガク
活動拠点 | 文教大学第3グラウンド |
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練習日 | 週5日(月、木は休み) 4時45分から8時 |
HPアドレス | https://bunkyo-soccer.jimdo.com |
埼玉県大学1部リーグに所属する文教大学。昨年は前年度の6位から3位に大きく躍進し、来たる新シーズンも上位進出が期待される。
指揮を執る須賀智哉監督は栃木の強豪・佐野日大高校で全国選手権を経験。その後亜細亜大学に進学し、関東大学2部リーグでもプレーした。卒業後は文教大に就職、学内指導者として指導にあたり昨シーズンから監督に就任した。
チームの根本は元より「学生主体」。もともとコーチや監督のいなかった環境で当初は選手たちと衝突したこともある。それでも「そこを削ったらうちの良さじゃない」(須賀監督)と学生主体の部分は生かしながらやってきた。
メニューにしても監督が投げかけたものを状況、コンディションなどを見て学生たちで判断して行う。ともすればサークル活動にも陥りかねないように見えるが、そこに目的意識、目標意識を植えつけ「目指す学生主体」を作り上げるきっかけとなっているのが新チーム始動後、最初の作業「チームビルディング合宿」だ。
「どこを目指すのか」「何のためにサッカーをやっているのか」などを各々が話し合い、それを集団として昇華させるのがこの合宿の目的。
「想いを伝える」がテーマの今回は約30人の部員が4人の島を作って1人がプレゼンを行い、聞く側は想いが伝われば立ち上がる仕組みで3人全員が立てば第一段階。その後全員の前での発表があり、講師の共感を得て初めてクリアとなる。そこでダメならもう一度4人1組からやり直し。甘えなしのガチンコ勝負、全員がクリアした頃には始まって9時間が経過していたという熱の入りようだ。「やっぱり熱量はすごいですよ」と須賀監督。その中で「声も出て伝え方も変わってきた」と選手たちの変化を語る。
監督1年目の昨季はある程度選手たちに委ねる形で3位。指揮官は「昨年はあまり手をいれていない中でこれくらい行けるのであれば伸び代がある。今年しっかりとやれば埼玉県上位に、常連大学としていられる力はある」と言う。今年の目標はやはり先のチームビルディングで学生たち自らが設定した「県No.1」獲りだ。
石黒登(取材・文)