さいたま市学校総合体育大会 土合中 vs 尾間木中

さいたま市学校総合体育大会最終日。7日は浦和駒場スタジアム他にて決勝、順位決定戦が開催された。メイングラウンドで行われた決勝戦は土合中学校と尾間木中学校が対戦。開始早々にフリーキックによる一発を沈めた土合が1点を守りきり、1ー0で優勝を決めた。

昨年11月の県新人大会と同じカードとなったファイナル。これまで何度も戦いを重ねており、互いの手の内を知り尽くした両校の一戦はいきなりの一撃で始まった。

前半3分、土合はゴール前でフリーキックを獲得すると、MF西城亜雄生とレフティーのDF田中康士朗がポジションに立つ。「キーパーが少しシュートに対して対応が悪いと聞いていた。あと初戦に同じような位置からフリーキックを決めていた」(西城)。

土合の中盤を司る7番が振り返ったのは1回戦の常盤中学校戦だ。この試合では同じような位置から直接ニアを射抜く華麗なキックで第3シードを打ち破る原動力となった。

「もしかしてそれを見ていたら……」。そう考えたという西城は田中がチョンと出した間接フリーキックを今度はファーサイドに突き刺した。佐藤太是監督も「蹴った瞬間にキーパーが触っても入るかなという角度だった」という完璧なフリーキックで土合が先制に成功する。

だがその後は尾間木に押し込まれる展開に。「前半早めに点が取れたことで、逆にそれが防戦につながってしまったかな」と佐藤監督。直後の前半6分にはMF浅倉要がドリブルからシュートを放っていくもおしくもゴール左に、9分にはFW武田朋也が土合ゴールに迫っていく。

また焦りから「ボール叩きのサッカーになってしまった」と土合主将のFW岡田滉士。ゲームキャプテンの西城も「自分自身少し雑なプレーというか、気が抜けていた部分があった。判断をせずに蹴り込む場面が多かった」と振り返る。アディショナルタイムには西城の個人技からFW和智慈英尊がゴールを狙ったが、前半は終始尾間木に主導権を握られた。

迎えた後半も尾間木ペースで試合は展開。給水タイム明けの18分には浅倉のスルーパスに走り込んだDF水野輝希が決定機を迎えるも、これは土合GK澤田遥斗が間一髪上に弾き出してゴールを死守した。終盤にも尾間木の猛攻にあったが、土合は今大会5戦無失点のディフェンス力でこれに対抗。最後まで「0」で抑えて、1ー0でさいたま市を制した。

「だいぶ身体も疲労困憊だったと思うが、そんな中で本当によく頑張ってくれた」と佐藤監督。今年の主要学年となる3年生は担当学年だ。学年の意向として「全力+協力=楽しい」を掲げる中で「しんどい時も頑張れる。僕も含めてみんなが同じ方向を向けている」という。

強豪揃いのさいたま市予選で無失点。「先生からもうちの守備は県外に出しても恥ずかしくないと言われている。守備は自信を持って強いと言えますね」(岡田)。一方で「10番(岡田)と7番(西城)、前と中央に起点となる選手がいるので、そこが持った時にそれぞれが関わってもう少しボールを動かしたい」(佐藤監督)とマイボール時の対応を課題に挙げた。

次は県大会だ。新人戦では県を制したが「チャレンジャーとしてしっかり一から戦っていきたい」(西城)と驕りはない。しっかりと一戦一戦を見据えたうえで目標は全国ベスト4。主将の岡田は「歴代の先輩たちを越えて自分たちが新しい歴史を作りたい」と意気込んだ。

石黒登(取材・文)

試合結果

土合中学校 1-0 尾間木中学校

1(前半)0
0(後半)0

大会結果

優勝:土合中学校
準優勝:尾間木中学校
第3位:白幡中学校
第4位:三室中学校
第5位:木崎中学校
植竹中学校
東浦和中学校
本太中学校
第9位:内谷中学校
大原中学校
第11位:埼玉栄中学校

以上11校がさいたま市代表として県大会に進出!

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