令和2年度新人体育大会2回戦 東松山松山 vs 蕨東

令和2年度新人体育大会2回戦。東松山松山中は1-0で蕨東中を下し、3回戦進出を決めた。

「無我夢中で走った」遠藤が値千金のPK奪取 古豪・松山中がラウンド16へ

序盤は互いに固さも見られる中で松山中は前半27分、引水後に右から左サイドバックにポジションを変えた遠藤大翔がキーパーに倒されてPK奪取。これをキャプテンのMF石塚真士が右足で決めた。後半は松山中がボールを持つ場面が増えた中で蕨東中は31分、速攻からの縦パスにFW前原悠希が抜け出したが、松山中GK村上翔太が攻守を見せゴールは許さなかった。

「うちも全然自分たちのサッカーができませんでしたし、向こうもそういう意味では同じような状況だったのかなと思います。その中で1点取れたのはひとつは気持ちの差なのかなと。(ゴールに繋がるPK奪取は)キーパーのところは狙っていこうという話はしていたので、そこがひとつ拾いものですけど、結果に繋がったのかなというところです」と松山中・松野翔也監督。

勝負を決めた場面では「1点取るぞと、無我夢中で走った」という遠藤が思いきりの良いプレーからPK奪取。「今日は自分的にもすごくひどかった。外したら交代しようというくらいの気持ちで蹴りました」と覚悟を決めて蹴った石塚がゴール右側に流し込み、これが決勝点となった。

石黒登(取材・文)

試合結果

東松山松山 1-0 蕨東
1(前半)0
0(後半)0