令和元年度北部支部新人大会5位決定戦 本庄第一 vs 本庄東

令和元年度北部支部新人大会・5位決定戦(2日、埼玉工業大学会場)。本庄第一と本庄東の試合は後半2点を奪った本庄第一が2ー0で勝利。5位を確定させ、関東予選出場を決めた。

関東予選切符掴むも悔やまれる新人戦逸。本庄第一・金古監督「これが良い薬になれば」

前半から本庄第一が多くの時間で攻め込んだ中で、シュート本数は本庄東の6本に対し5本。

「シュートに行けていなかったですね。向こうが4ー4ー2でブロックを作ってうちの両ワイドをケアしてきた。あとは中央でスペースがない中でどう踏み込むかというところはちょっと難しかったかなというのはある。ハーフタイムはディフェンスの裏じゃなくて表を取ろうというのと、局面を打開するダイレクトパスの必要性を伝えて送り出しました」と金古聖司監督。

すると本庄第一は後半11分、DF笠木陽生のロングフィードにMF庄野神が抜け出して先制点。さらに22分には今度は庄野のアシストからFW敷樋祐紀が決めて2ー0とし、勝負を決めた。

後半は前半の倍となる11本のシュート。それでも金古監督は「まだシュートでも決定的なものが少ない。ミドルをしっかり枠に飛ばす技術であったり、ゴール前でもワンツーで崩すなり、局面で数的優位を作ってスルーパスでシュートを打つとか、もうひとつ工夫が欲しい」。「得点が取れたのは良かったですけど、これじゃあ県じゃ勝てないよねというのは伝えました」。

今予選では3回戦で熊谷に敗れ、新人戦県大会の出場を逃すことに。5位決定トーナメントを勝ち上がり関東予選の出場権を確保したが、県での躍進を狙うチームであり、この結果は満足のいくものではないだろう。指揮官も残念さをうかがわせた中で「でも自分たちの現状がよくわかったんじゃないかなと。努力しなきゃいけないというのは。それがわかっただけでも収穫だった。まだ足りないということを伝えて、これが良い薬になればいいと思います」とした。

今年は金古監督が赴任して2度目に募集した代。戦えるメンバーも揃っている。今回の経験を無駄にしないためにも各々が足りなかった課題に向き合い、レベルアップのきっかけとする。

石黒登(取材・文)

試合結果

本庄第一 2-0 本庄東