関東高校サッカー大会埼玉県予選 2回戦 西武文理 vs 本庄東

関東高校サッカー大会埼玉県予選2回戦。西武台会場第2試合は本庄東高校が西武文理高校を4ー2で下し、ベスト8に駒を進めた。本庄東は20日の準々決勝で聖望学園高校と対戦する。

先制点は開始6分。本庄東はFW塚原臣吾が右サイドをえぐってグラウンダーのクロスを入れると、これが西武文理ディフェンスの連携ミスを誘発。こぼれ球に回り込んだFW中島潤が一度は相手ディフェンスに当てながらも、跳ね返りをしっかりと右足沈めてスコアを動かした。

一方、早々に失点した西武文理もセットプレーから相手を押し込んでいくと前半29分、MF島崎心良の右コーナーキックに走り込んだDF奥野雄葵がヘディングで決めて同点に追いつく。

だが、本庄東もここで引かず。相手の圧力に対し怯まずに前に出ると、前半38分にゴール前でフリーキックを獲得する。MF青木翔優の右足のキックは惜しくもクロスバーに嫌われたが、こぼれ球にいち早く反応した塚原が押し込んで2ー1とし、1点リードで最初の40分を終えた。

後半は1点を追う西武文理が襲いかかる。すると11分、ハーフタイム明けから投入されたFW山玉脩登がエリア左で受けるやコンパクトに右足を振り抜いて再びスコアをタイに戻した。

直後互いに決定機を作るなど一歩も譲らない中、勝敗を分ける次の1点を奪ったのは本庄東だった。後半17分、セットプレーのセカンドボールを「基本競り合いに勝てない部分が多いので、セカンドだけは誰よりも早くいこうと思っています」という中島が詰めて三度引き離した。

その後も西武文理の猛攻に対し、ディフェンスリーダーの白石平朗を中心に跳ね返し続けた本庄東は、後半アディショナルタイムにセットプレーのカウンターから塚原が独走、キーパーとの1対1を沈めてダメを押した。計6点が入った乱打戦を制した本庄東が県8強入りを決めた。

粘り見せた本庄東が8強入り! DF白石「サッカーをやってきて初めて嬉しいと思った」

新人戦8強の西武文理に2度追いつかれながらも勝ち越し点は与えず。本庄東・田村範秀監督も「今日に関してはやっぱりディフェンスじゃないかなと思います」と後ろの粘りを称えた。

試合を通して自陣での展開が多かった中、個で上回る相手に対し常にサポートに入りながらセカンド意識高く対応してゴールに直結するような機会はあまり与えず。2年生2人に、1年生2人という若い守備ラインも最後まで集中力を切らすことなく、勝利を最後方から演出した。

3年生にとっても初の県大会勝利となった1回戦の浦和戦に続く金星。ディフェンスリーダーの白石は「勉強も忙しいし、正直辛かったらやめようと考えたこともあった」と明かしながら、「この試合がいままでサッカーをやってきて初めて嬉しいと思いました」と笑顔を見せた。

石黒登(取材・文)

試合結果

西武文理 2-4 本庄東

1(前半)2
1(後半)2

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