[新人戦]選手たちで話し合い、後半に2得点。「修正力」見せた南稜が岩槻に逆転勝ちで初戦突破

令和7年度埼玉県高校サッカー新人大会支部予選が17日に県内各地で一斉に開幕。南部支部では南稜と岩槻が対戦し、南稜が2-1で勝利した。南稜は18日の2回戦で浦和西と激突する。

先制したのは岩槻だった。DF山賀耀生(2年)主将を中心に相手のアタックを凌ぐと前半34分、MF森元眞寛(2年)のアシストからFW渡邉羽叶(2年)がゲットしてスコアを動かした。

南稜は「頂点にボールが当たった時の、その後の攻撃の仕方っていうのがやっぱり動きが固くなっていた部分が多く出ていた」(若林主将)という前半。ウイングバックを使いながらサイドを抉る攻撃はできていたものの、フィニッシュに入る人数が少なく、シュートも3本に終わった。

それでも後半はしっかりと修正。相手陣地に押し込むと8分、DF深町葵生(2年)のフィードからMF市川千豊(2年)がエリア内でトラップ。こぼれ球を「前半はあまりシュートが打てていない状況だったので、どんどんシュートを打っていこうと思っていた」という後半出場のMF山口遼介(2年)が右足シュート。さらにこぼれ球を左足で決めきって追撃となるゴールを奪う。

18分には前線で収められる選手を増やすべく、年末からFWにコンバートされたDF佐野優太(2年)を投入し、ポイントを増やす。21分には前半から触れば1点という精度の高いCKを見せていたDF若林琉剛(2年)主将が「しっかり落ち着いて蹴れた。誰かが触ってくれればいいなっていうボールが入ったので良かった」と右CKを直接ゴールに運んで、逆転に成功した。

30分には山口が運び、FW吉川遼太郎(1年)がドリブルでDFを1枚、2枚と交わしゴールに迫るプレー。後半は相手を押し込み続けた南稜が2-1で逆転勝利し、新チーム初陣を飾った。

3年生が12月まで稼働していたこともあり、新チームは実質1ヶ月で迎えた公式戦初戦。「位置づけとしては、この1ヶ月間でどこまでできるかっていうのを自分たちでやろうと。なるべくベンチの方は関わっていかず自分たちでやるっていうので入った。先制点を取られてバタバタして、しばらくはこっちも我慢しながら見ていたんですけど、結果的にはそこで踏みとどまってちゃんと逆転できたので、それは評価できるんじゃないかと思います」と横山晃一監督は話す。

0-1のHTにはボードを使って、まずは選手たちだけで確認。若林主将は「いま自分たちのどういう良いところが出ているかとか、あとはケアをしないといけないところはここだよねっていうのをちゃんと確認して、その成果が後半全部出し切れたのかなって思います」と胸を張った。

次戦は浦和西が相手。新人戦支部予選では3年連続の対戦で、昨年も2回戦で対戦し2度追いつきながらも2-3で敗れた。前回もスタメン出場した若林は「去年も何人か出ているんですけど、悔しい想いをしていて。去年は追いついて、また離されてっていう展開で負けてしまった。今度は絶対に自分たちが決めて、圧倒して勝てるように明日頑張ります」とリベンジを誓っていた。

石黒登(取材・文)

試合結果

南稜 2-1 岩槻
0(前半)1
2(後半 )0