平成30年度 関東高校サッカー大会 埼玉県予選 立教新座 vs 大宮南

関東大会予選2回戦。立教新座高校と大宮南高校の一戦は、前半23分にセットプレーの混戦からDF須田進太郎が決めたゴールを最後まで守りきった立教新座が1ー0で勝利。立教新座はこれが公式戦で初のベスト8進出となった。21日の準々決勝では市立浦和高校と対戦する。

最後まで崩れなかった立教新座が初の8強を決めた。スコアが動いたのは前半23分、左コーナーキックの流れから中で混戦となると「(混戦の中でも)冷静に相手の位置とゴールの位置はしっかりと見ていた」と須田。空いていたゴール右隅に右足で流し込んで先制ゴールを奪う。

対する大宮南も前半半ばあたりから徐々に敵陣に攻め込む時間を増やしていく。38分には決定機を迎えたが、DF大和田蓮斗のフリーキックはポスト右を叩いて同点ゴールとはならず。後半31分にはMF松山幸輔のクロスにMF見目大輔が抜け出したがシュートはゴール上に外れた。

立教新座は疲れからか後半は押し込まれる展開となったが、「流れの悪い時に声を出してしっかりとみんなで守れた。最後のところでしっかりと身体を張れた」という竹内滉貴、清水昭希の両センターバックを中心にしっかりと零封して2戦連続の1ー0で準々決勝進出を決めた。

立教新座・前田和伸監督は「ハーフタイムは気持ち的な部分、甘さを作ったらやられるよということを一番落とし込んだ。後半はディフェンスラインの選手が声を切らさずに後ろから支えてくれていたので、決して良いゲームだったとは言えないですけど、よく頑張ったと言わざるをえないんじゃないですか」と、苦しい時間帯も最後まで崩れなかった選手たちを称えた。

これで県で初のベスト8入りだが、指揮官を始め選手たちに満足した様子はない。「ここまできたら関東に出たい」(須田)というのはチームの総意。1、2回戦と負傷で途中出場だった主将のFW稲垣輝一も復帰予定。仲間たちの頼もしさと同時に自分の不甲斐なさも感じたというエースはピッチ内での躍動を誓った。万全の態勢でいざ準々決勝・市立浦和戦に臨む。

2戦連続完封の守備陣 最後まで声途切れず

先制後は耐える展開が続いたが、この日も守備陣が相手の攻撃をきっちりと0でしのぎ切った。

「悪い時も常に声をかけてひたむきにやってくれる」と指揮官の信頼も厚い竹内、清水に加え、左の須田、右の細田翔太のディフェンス4枚が後ろから声をかけてチームを鼓舞。最後の部分ではチャレンジ&カバーを徹底しながら粘り強く守って浦和西戦に続き失点0で終えた。

市立浦和とは昨年のインターハイ予選1回戦で激突。多くの時間帯でボールを支配されたものの、立教新座が1ー0で勝利した。昨年も出場した清水は「市立はグラウンダーでどんどんパスを繋いでくるチーム。マークがずれないように後ろから声をかけながら潰せるところで潰し切れるようにしたい」とした。3試合連続の失点0で再び歴史を塗り替えることができるか。

石黒登(取材・文)

試合結果

立教新座 1-0 大宮南

1(前半)0
0(後半)0