[新人戦]西部7決は川越東が勝利し、関東予選切符獲得!与那覇主将「関東で1勝、2勝積み上げられるように」
令和6年度埼玉県高校サッカー新人大会支部予選会の順位決定戦が2日に行われ、西部7位決定戦では川越東が3-1で坂戸西を下し、4月に行われる関東大会予選への出場権を獲得した。
西部最後の1枠は川越東が掴んだ。川越東は前日、5位決定戦で西武文理との100分ゲームを戦っており、前半は身体の重さも。また、ゲームのスピード、相手に慣れるのに時間がかかった。
それでも前半を0-0で終えると、相手にも慣れた後半は自分たちでうまくボールを保持する時間を増やしながら、ゴール前まで向かう展開を増やす。すると立ち上がりの2分、FW白石亮太(2年)の抜け出しからこぼれ球をFW村木喬一(2年)が右足で流し込んで均衡を破った。
さらに5分には、エリア手前で相手DFと入れ替わった村木が中距離から右上隅に突き刺すゴラッソでこの日2点目とした。本職はDFだが、この日はボランチでスタートし、途中からFWに移るなど、さまざまなポジションを経験中。「久々の前だったので楽しかったです。やっぱりゴールに近いので、いつも守っている分、今日は決めてやろうと思っていました」と明かした。
一方、前半はシュート0本に終わった坂戸西は13分、10番MF 切敷信之介(2年)が右足ミドルで狙うが、ここは川越東GK平田泰大(1年)が横跳びで防いでゴールは割らせなかった。
川越東は30分、途中出場のFW臼井晴栄(2年)のゴールエリアに入り込むプレーが相手のオウンゴールを誘い3-0。一矢報いたい坂戸西は40分、切敷のクロスからDF小川翔大(2年)がヘディングで奪ったが、3-1と振り切った川越東が2年ぶりの関東大会出場権を獲得した。
チームとしてはベスト4を目標としていた中で、準々決勝で立教新座に0-4と力負け。気持ちの面でも難しい部分もあったが、山谷和紀コーチは「選手にとっての経験値も含めて、その後のインターハイ、選手権に向けて、新チームになったタイミングでの大会が1個ないのはかなりディスアドバンテージになってしまうので、そこはもう何があっても7位以内は入るっていうのはチームでの共通認識として持っていたので1個ここで勝てて良かった」と胸を撫でおろした。
関東大会予選まで残り2か月。この日はCBに入ったFW与那覇尚紀(2年)主将は「今日も1失点あった。攻撃があまり強いチームではないので、無失点で抑えられるようにしたい。そのうえで関東予選ではしっかり1勝、2勝積み上げられるようにしたいと思います」と成長を誓った。
石黒登(取材・文)
試合結果
坂戸西 1-3 川越東
0(前半)0
1(後半)3