全日本少年サッカー大会 埼玉県大会 決勝 大宮アルディージャ Jr vs 江南南

第41回全日本少年サッカー大会・埼玉県大会決勝が19日に行われ、大宮アルディージャジュニアと江南南サッカー少年団[A]が対戦。前半1分にセットプレーから先制した大宮ジュニアが後半は苦しみながらも2ー1で勝利し、6年ぶり4回目となる優勝を決めた。

試合は早々に動いた。前半1分、キックオフのボールをそのままコーナーキックにつなげると、古川大洋のクロスに市原吏音がダイビングヘッドを突き刺して大宮ジュニアが先制。準決勝でも前半3分と早い時間に決めたが、この試合も先にゲームを動かした。

さらに大宮は10分、左サイドでボールを持った10番の種田陽が狭いスペースをドリブルでするすると抜けていくと、クロスにニアに走り込んだ古川が詰めて加点。13分には再びセットプレーから市原が頭で狙っていく。惜しくもライン上で相手選手に防がれてゴールとはならなかったが、その後も大宮がペースを握って試合を展開していった。

2失点後はなかなかチャンスを作らせてもらえなかった江南南[A]だが、前半のラストワンプレーで1点を返すことに成功する。アディショナルタイムを迎えた前半20分、小高海翔のロングスローを為谷永渡が押し込んで2ー1として試合を折り返した。

 

すると後半は1点を返した江南南[A]が勢いを持って攻めていく。開始直後に馬場哲史が右サイドからカットインして鋭いシュートを放つと、11分にはセットプレーのこぼれ球を為谷が狙っていったが、これは大宮GK下田太陽がしっかりとキャッチ。

15分過ぎからは再び激しいペースの奪い合いとなる中で、江南南[A]は突破力のある子高、木村建貴の仕掛けから攻めの機会をうかがう。ノータイムとなった後半20分にはセットプレーから今度は同点ゴールのチャンス。庄司碧月のフリーキックに前半1ゴールの為谷がヘディングで合わせたが、ボールはゴール右に外れて思わず顔を覆った。

試合はこのままタイムアップ。大宮アルディージャジュニアが埼玉を制した。大宮ジュニアは鹿児島県で来月25日に開幕する全国大会に埼玉県代表として出場する。

石黒登(取材・文)

試合結果

大宮アルディージャジュニア 2-1 江南南サッカー少年団[A]

2(前半)1
0(後半)0

大会結果

優勝:大宮アルディージャジュニア(全国大会出場)
準優勝:江南南サッカー少年団[A]
第3位:レジスタFC[A]
ダイナモ川越東FC