レジスタ10番・藤澤開次がMVPに。得点への意識も高い俊足アタッカーが最終日に3ゴール

レジスタの優勝で幕を閉じた4種新人戦。大会MVPに選ばれたのは10番、藤澤開次だった。

「彼の良さというとやっぱり運動量と俊敏性だったり、足の速さというのが特徴で、ずっと体力が落ちない。彼の武器というのはひとつチームの特徴にもなってくるところ」と中城勉監督が言うように、50m7秒台の俊足を生かしてドリブルでの仕掛けなどでチャンスメイク。

また準決勝、決勝ではゴールへの高い意識も見せた。そこは藤澤自身も「(ゴールへの意識は)誰よりもあるつもりでいます」と自負するところ。準決勝の江南南戦では2トップの一角として後半開始後に勝負の趨勢を決める2ゴール。決勝では右のワイドとしてプレーしたがゴールへの意識は変わらず。前半12分、こぼれ球を詰める先制弾で6得点快勝のきっかけを作った。

切り替えの部分などはまだまだだというが、そこが改善されれば得意のスピードを生かせる場面もさらに増えてくるだろう。最後に今年の目標を聞くと「チビリンも優勝して、全国も優勝しようと思っています」。得点への意識も高い俊足アタッカーが6年ぶりの日本一に導く。

石黒登(取材・文)