新座片山のDF松岡瑛茉は決勝の舞台でも１スイーパーの前の左のバックとしてスタメン出場。「相手のボールを取ったり、強いクリアができたと思います」と守備で無失点勝利に貢献した。

そんな松岡が憧れているのが、新座片山OGで日テレ・メニーナで活躍するFW土方麻椰だ。川原嘉雄代表が元日本代表MF澤穂希と比較した逸材で３年前の全日本U-12選手権出場や４種リーグ選手権制覇に貢献。メニーナでも早々に頭角を現し、年代別代表にも選ばれている。

「（４種の大会などで）テレビで見ていました。やっぱり足下が上手なところに憧れています」。

３学年上ということもあり直接的な絡みは少ないが、卒団後も土方が練習に顔を出した際などには憧れの選手の「頑張ってね」の言葉に「頑張ろう！と思った」と大きな刺激を受けたという。

４月からはその土方と同じ進路へ。「（中学校年代では）正確にパスを出すことだったり、足下を上手にしたい」と松岡。その上で武器であるスピードを発揮し、先輩と同じピッチに駆け上がる。

石黒登（取材・文）