浦和西FW内田遥斗、流れを大きく引き寄せた先制アシスト! “期待”にしっかりと応える


“期待”にしっかりと応えた。浦和西FW内田遥斗(2年)は支部決勝の川口市立戦で均衡を破る先制アシスト。もともと40分で交代の予定だったが、「後半も期待して残してくれた先生方に恩返しじゃないですけど、期待通りの活躍ができたのかなと思います」と笑顔で振り返った。

後半7分、中盤右よりでボールを持つと、「井上なら裏に出せば決めてくれると信じていた。ちょっと開きながら走ったので、その開いて中に入っていくコースに合わせて出せたらと思っていて、狙い通り出せたかなと思います」。左足でコース、タイミングともに完璧なスルーパス。これにFW井上裕斗(2年)が抜け出し、試合の流れを大きく引き寄せた先制点が生まれた。

その後も28分に途中交代となるまで前線で起点となり、前を向いての仕掛けや広い視野を生かしたパスで味方の攻撃を引き出した。「アシストも良かったですけど、自分が受けて収めたりとか、前を向いたりとか、起点になるプレーができたらなと思っていたので、うまいこといって良かったです」。多田鉄平監督も「今日は内田を推したいですね」とこの日のMOMに推した。

もともと中学時代はボランチだったが、高校1年生の時にフォワードにコンバート。上背やスピードがあるタイプではないが、「本当に貪欲にボールを保持しようとか、仲間の助けになるようなプレーをしてくれるので、かなり仲間は助かったんじゃないかと思います」(監督)。内田も「得点とアシスト、両方でチームに貢献できる選手になりたいですし、あとは身体を張って頑張るとか、そういうのも自分の持ち味だと思うので、そういうところも見せていけたら」と話した。

石黒登(取材・文)