浦和北高校

ウラワキタ コウコウ

活動拠点浦和北高校グラウンド、与野八王子グラウンド、レッズランド、駒場サブグラウンドetc.
練習日月曜日から金曜日の16時から18時半
HPアドレスhttp://urakitahp.web.fc2.com/

強豪ぞろいの埼玉県南部支部にあってインターハイ、選手権と近年安定して決勝トーナメントに進出しているのが、今年創立40周年を迎える浦和北高校だ。浦和レッズOB・内舘秀樹氏の母校としても知られる同校は、一昨年の選手権予選では県ベスト16に進出も果たした。

「最初はサッカーを一生懸命やるのがスタンダードな生徒ばかりではなかったですね」と語ったのは浦和北9年目の田島邦人監督。赴任する前年の2008年には選手権予選でベスト32に入っていたが、まだまだそういった意識を持ってプレーしている選手は少なかったという。

それでもここからチームは躍進する。指揮官とともに浦和北サッカー部の門を叩いた選手が3年生となった2011年インターハイ予選で県大会出場を手繰り寄せると、原山中学校の全国出場メンバーを擁し「勝負の年だった」という翌2012年には選手権予選で2次トーナメントに進出(ベスト18)。2013年にはインターハイ予選で県ベスト16入りを果たす。この辺りを境に選手権、インターハイでは連続して2次予選に顔を出すようになり、すっかり県の常連となった。

2016年には選手権予選で初のベスト16入り。これにはひとつエピソードがある。「この世代が1年生の時にU-16の県リーグで上から数えてちょうど16チームくらいに入ったんです。それで当時1年生を教えていた園田敬司コーチにこの子たちが3年生に入った時に県の16くらいにいっていないとおかしいぞと。いま思えばその言葉があったからというのもある」と田島監督。園田コーチはその後異動となったが、それから3年後チームは見事に約束を果たした。

毎年1学年30人弱、約100人の部員が在籍するが、そういった中でもAだから、Bだからといったことはなく、すべての選手が公式戦以外でもカップ戦や練習試合など、試合に出場できる環境がある。加えて監督以外にも複数の顧問が指導にあたる中で、きめ細やかなコーチングが可能だという。「1年生の時にしっかりと鍛えられていない学校は能力がある子がいても3年になった時に勝てない」という理念の下、U-16の時代からしっかりと強化に努めている。

また良い環境で練習できるというのも浦和北の大きな特徴のひとつ。メインはもちろん校庭のクレーでの練習だが、自転車で5分、10分の距離に人工芝の与野八王子グラウンドもあり、期末考査期間終了後から長期休暇に入る前の半日授業や大きなトーナメント直前などの際には、レッズランド、駒場のサブグラウンドなどを使った練習もあるという。

県ベスト16を果たし次はベスト8となってくるが、今年も春日部東高校跳ね返されたようにその間には大きな壁がある。そこを突破するために「まずは常にベスト16に入り続けなければいけない」と田島監督。チーム力アップの面では昨年あと少しのところで逃したS2リーグ昇格を狙っていく。

石黒登(取材・文)

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