[4種新人戦]レジスタが2年ぶり12度目のV! 新川の延長V弾でRB大宮との接戦制す。苦しい経験も成長の糧に「逞しく見えてきた」
第20回埼玉県第4種新人戦中央大会の最終日が2月22日にSFAフットボールセンターで行われ、決勝ではレジスタFCとRB大宮アルディージャU12が対戦した。試合はレジスタが延長前半3分の新川煕志(5年)のゴールで1-0で勝利し、2大会ぶり12度目の優勝を飾った。

レジスタは準決勝でFCアビリスタに7-0、RB大宮は浦和レッズジュニアとの“さいたまダービー”を5-1で逆転勝利。ともに大勝で勝ち進んだ中でファイナルは1点を争う展開となった。
RB大宮はエースの小林郁仁(5年)が自慢のスピードを生かして前半から抜け出してチャンスにつけた。中盤では安次富大鐘(5年)が技術の高さを見せて運び出し、最後方では1つ上の代でも守護神を務めたキン・チャンへ(5年)主将がハイボールやセービングで存在感を見せた。
レジスタは準決勝から並びを1部変更。相手エース対策で笠鳥翔央(5年)主将が最終ラインに入った。前半6分には小林との1対1をGK坂井渚(5年)がストップ。そのうえでこの日も前からボールを取りに行くスタイルを発揮しながら10番の西舘佳利(5年)らがゴールに迫る。
レジスタは後半1分、齋藤和(5年)のミドルシュートがクロスバーを強襲。後半は互いにゴールに肉薄する中で両守護神が強さを見せる。11分、レジスタは助川湊(5年)のクロスから布施剣芯(5年)が決定機を迎えたが、キン・チャンヘが好セーブ。逆にRB大宮は14分、ゴール前でボールを受けた小林が右足シュートで狙ったが、坂井が指先で触りクロスバーに逃れた。
RB大宮は19分にも、安次富が中盤から持ち出し、ラストパス。鈴木伶亜(4年)が決定的なシーンを迎えたが、ここも「1対1は普段からよくやっている」という坂井が立ちはだかった。
勝負の行方は延長戦にもつれ込んだ中でレジスタは延長前半3分、エリア内でパスを受けた新川がドリブルで仕掛ける。前から来たDFを股抜きで交わすと、バランスを崩しながらも左足を伸ばしてゴールネットを揺らした。「気持ちで負けてなかったので。気持ちがあのゴールを生み出せたのかなと思います」。このゴールが決勝点となり、レジスタが1-0で接戦をものにした。
今年から県リーグ勢は予選が免除に、降雪による順延もあった中で気持ちのコントロールの仕方などで難しさもあったというが、中城勉監督は「彼らなりにそういうのも1個1個成長しながらやってこれた」。準々決勝でJSC GRANTと延長戦を経験できたのも良い経験になったという。
決勝は「集中力の切れた方の、足が止まった方の負けなのかなと思っていた。彼らも相当、気持ちも身体もすごく疲れていたんですけど、延長で「よし、もう一回行くぞ!」っていう、その短い時間でも心も頭も回復できて、そういうところの成長っていうのが今回は大きい」。勝敗以上に大会を通じてきっかけを得ながら「すごく逞しく見えてきた」と選手たちの成長を語っていた。
苦しい戦いも貴重な経験値に変えてまずは1冠目。笠鳥主将は「良いスタートができて良かった。今年は公式戦全部、レジスタが取るっていう感じでいきたいと思います」と意気込みを語った。
石黒登(取材・文)
試合結果
レジスタFC 1(延長)0 RB大宮アルディージャU12
0(前半)0
0(後半)0
1(延前)0
0(延後)0


