[新人戦]上尾南、栄北を振り切り3回戦へ。次戦は強豪・市立浦和と、二見監督は「やられても前に行く」姿勢求める

令和7年度埼玉県高校サッカー新人大会南部支部予選の2回戦が18日に大宮東会場ほかで行われ、上尾南は2-1で栄北に競り勝った。上尾南は24日の3回戦では市立浦和と対戦する。

「最初戦い合っている中で、あんまり戦えてなくて裏、裏に蹴っているだけだった。練習でもシュートをもっと打っていこうとはなっていたんですけど、みんな全然打てていなかった」(荒井)

上尾南は前半、相手ゴールに迫ろうと試みるも、なかなか決定機につけることができていなかった。それでも試合が動いたのは前半ラストプレーだ。41分、DF諏訪部由翔(2年)の右スローインをFW山本龍牙(1年)がスルー。このボールにFW荒井龍翔(2年)が中に入り込む。

「1人来てたんですけど、うまくトラップできた」。トラップで相手を交わすと右足をスイング。ゴールネットを揺らし、歓喜の花が咲いたのと同時に前半終了のホイッスルが鳴った。「自分でも入るとは思ってなかったんですけど」と笑ったが、果敢に狙ったシュートが先制点を生んだ。

一方、栄北も後半、MF髙木凜空、MF田所碧人の1年生コンビがスキルの高さを発揮し、ドリブルとパスを使い分けながら相手を押し込む。4分には田所が惜しいシュート、7分には田所が時間を作り、MF本田燎成(2年)のスルーパスからFW加藤陽(1年)が抜け出しを試みる。

苦しい時間が続いた上尾南だが、22分、中央付近でFKを獲得すると、DF網中陸翔(2年)は「キーパーも大きくなかったので、狙っておくべきかなって。流れも悪かったので、自分で流れを変えたいなと思っていました」。「キーパーが弾いてもいけるようなボールを蹴りたくて、ちょっと高めに設定した」蹴り上げのボールが落ちながらGKの手を越えてゴールに吸い込まれた。

栄北は24分、髙木がボールキープからミドルシュート。34分、左SB の浅見龍之介(2年)が1つずらして右足でゴール右隅に流し込んで反撃の口火を切る。上尾南は終盤も相手の猛攻を浴びたが、網中やDF小宮山京磨(2年)主将を中心に粘り強く対応し、2-1で勝利を収めた。

試合を通じて反省点も出た中で、二見元監督は「一生懸命頑張っているので、得点の喜びとか、1つ勝つ喜びとかで、また頑張って練習しようとか、そういうことに繋げていけたら」と話した。

次戦は強豪・市立浦和との対戦。「市高とやれるのはだいぶでかい。何点取られても、またやろうって、そういう気持ちを植え付けるには良い経験。やられたら下を向いちゃうんじゃ、これからの社会に出たらもう話にならない。やられても前に行こうっていう気持ちを80分持ち続けるのは大変ですけど、そういうのを課題としてやったら、彼らに勝ち負けよりも大きなものを学んでほしいなと思っています」と、指揮官は強敵との対戦の中で勝敗に限らず得るものを期待した。

石黒登(取材・文)

試合結果

上尾南 2-1 栄北
1(前半)0
1(後半 )1