[選手権]川崎内定MF長が2G、湘南内定MF山口が1G2A…J内定コンビが揃い踏みの昌平が4発快勝で初戦突破!
31日、第104回全国高校サッカー選手権大会2回戦が行われ、初戦シードでこれが初戦となった昌平は高知(高知)に4-0と快勝した。1月2日の3回戦では帝京長岡(新潟)と対戦する。

J内定のWエースが躍動した。前半7分、MF飯島碧大(2年)の浮き球のパスに抜け出した湘南ベルマーレ内定の10番MF山口豪太(3年)はドリブルで持ち出すと、「入りなので、1発流れを掴むためにも振った」。完璧な軌道を描いたシュートがゴールに吸い込まれ、先制した。
となれば今度は川崎フロンターレ内定のMF長璃喜(3年)だ。「入りがよくなかった中で豪太が決めてくれて、自分もゴールに積極的になった」。マンツーマンでついてくる相手に対し、「今日は足下より裏を抜けようっていうのを豪太と話していた」。17分、山口のスルーパスを裏のスペースで呼び込むと、前に出たキーパーを交わして前進。深い切り返しから右足で叩き込んだ。
その後も昌平は長、山口が絡み合いながら攻撃を牽引。36分にはMF工藤敦士(2年)の浮き球パスに抜け出した山口が落とし、MF飯島碧大(3年)が蹴り込んでリードを3点と広げた。
後半もディフェンスラインからのロングフィードに飯島が、長の浮き球のパスから山口が積極的に抜け出しの形を狙った。10分には中盤でボールを収めたU-16日本代表FW立野京弥(1年)がドリブルを開始。相手DFを次々に交わしてペナルティエリア内に侵入すると、こぼれ球の混戦に対し、長、立野が次々とシュート。3度目の跳ね返りを長が沈めて4-0で勝利した。
石黒登(取材・文)
試合結果
昌平 4-0 高知
3(前半)0
1(後半 )0


