[4種新人戦]浦和レッズジュニアが初優勝!「結果に見えて力を出せる代」準々決勝以降はすべて優勝経験チームを下し今季1冠目
第19回埼玉県第4種新人戦中央大会は2月9日に最終日が行われ、決勝は浦和レッズジュニアと新座片山FC少年団が激突。4-2で勝利した浦和レッズジュニアが初優勝を飾った。両チームは3月15、16日に栃木県で行われるJA全農杯チビリンピック2025関東大会に出場する。
浦和は前半1分、小林燈(5年)が右足ロングシュートをゴールに突き刺して先制した。一方、新座片山も直後にキックオフのボールを梶桜介(5年)が直接蹴り込んですぐさま同点とする。
浦和は10分、右CKを吉原優太(5年)がヘディングでゲット。13分には秦桜輔(5年)の右グラウンダーのクロスに豊田昊(5年)主将が飛び込むとこれが相手のオウンゴールを誘った。勝ち越しを許した新座片山は梶、小林大地(5年)主将の前の2枚看板を中心に攻撃。20分に小林が左サイドを抉り、マイナスのクロスを勝浦悠人(5年)が決めて1点差とし前半を終えた。
新座片山は後半の立ち上がりにも梶がゴールに迫ったが、準決勝に続き攻守で貢献度の高かった荒井瑛太(5年)がしっかりとカバーしクリア。すると浦和は14分、黒木唯斗(5年)のシュートのこぼれ球を豊田が突き刺してリードを広げた。終盤も4年生の井上奏雅や黒木がカットインから狙うなど、攻め続けた浦和が4-2で勝利し、今季最初のトーナメントを制した。
今大会は2回戦でFCアビリスタを3-1で下すと、準決勝では6連覇を狙ったレジスタFCを1-0で下し初の決勝進出。決勝の新座片山も含め3戦連続で優勝経験のあるチームとの対戦だった中で強さ。宮澤克行監督は「どの相手も強い相手と始めから戦ってきて、その中で勝ち上がることがいまの段階でできたのは本当に選手たちが自分たちの力を出したのかなと」と話す。
「去年から続けてきていることをちゃんと表現できたというか、チャレンジする姿勢を見せて取り組んだっていうところはあると思います」。戦う部分のベースを持ちつつ、その中で昨年からずっと続けてやってきているというボールを運ぶところや場面場面で常に判断しながらプレー。決勝ではメンバーインした全選手が出場した中で、それぞれが自分のプレーを表現した。
宮澤監督は「こうやって結果に見えて力を出せる代だと思うので、これにおごらず、サッカーが大好きという気持ちを持って、この先や自分たちの目標に向かって、いま何をするっていうところで、シンプルに毎日サッカーをやりたい、うまくなりたいってきてくれればもっと伸びるんじゃないかと思います」と期待。豊田主将は今年の目標に「5冠を取ります」と強い気持ちを語った。
石黒登(取材・文)
試合結果
浦和レッズジュニア 4-2 新座片山FC少年団
3(前半)2
1(後半)0