平成29年度埼玉県高校サッカー新人大会西部支部予選 準々決勝 ふじみ野 vs 埼玉平成

平成29年度埼玉県高校サッカー新人大会西部支部予選準々決勝。聖望学園下川崎グラウンドで行われた、ふじみ野高校と埼玉平成高校の一戦は、終了間際の後半39分にMF小川俊が決勝ゴールを奪ってふじみ野が3ー2で勝利。ベスト4進出とともに関東大会予選出場を決めた。


開始早々に先制したのはふじみ野。前半2分、右サイドの小川のクロスにMF板澤幸輝のシュートはバーに当たったが、こぼれ球に「3回戦の山村国際戦でも同じような形で得点を奪っていた」というFW滝沢蒼大が3試合連続となる今予選6得点目を流し込んで試合を動かした。

しかしすぐさま埼玉平成も反撃。前半19分、スローインからの展開から相手の背後を取ると、MF佐藤匠のアシストから最後はFW久我蓮がゴール隅にきっちりと決めて同点とした。

後半は互いに選手を入れ替えながら主導権争いを繰り広げる中で先に2点目を奪ったのは埼玉平成。23分、ハーフタイム明けに投入されたMF砂川拓海のスルーパスに、こちらも途中出場のFW古山雅人が抜け出すと最後はキーパーもかわして無人のゴールに右足で流し込んだ。

だがゲームはこのまま終わらない。直後にふじみ野はMF鈴木剣心の仕掛けがエリア内で相手のハンドを誘ってPKを獲得。これをMF澤田拳伍がキーパーの逆をついて右側に決めて再び同点に持ち込むと、二転三転したシーソーゲームが決したのは終了間際の後半39分のこと。

GK田中蓮のキックをMF中里雄大が競ったこぼれを滝沢が中央で拾うと、小川は「絶対に来ると思ったので、もう来る前から思い切り走りました」。その動き出しを見逃さなかった滝沢のパスに持ち味のスピードで抜け出すと、キーパーとの1対1に右足でニアサイド下を抜いた。

3回戦では無念の途中交代。「前の試合ではダメダメだった。今日はしっかりやってやろうと思って臨みました」と小川。決勝ゴールのシーンでは「最後の方だったので走れるか心配だったんですけど、もう最後だからと気持ちでいって。絶対に決めてやろうと思っていた」。この日は他にも先制点の起点となるなど、最後までピッチに立ち続け指揮官の起用に応えた。

終盤にかけて大きく加速した難しいゲームを制してふじみ野が西部支部4強入りを決めた。

「後半勝負になるのはわかっていた。後半は運動量のギアをひとつ上げた」とふじみ野・古市元喜監督。技術で勝る埼玉平成に対し「相手の土俵」には持ち込ませず、最後はこの冬に練習を重ねてきたという「サイドからの攻撃、速い攻撃」(田中キャプテン)で一気に仕留めた。

準決勝で朝霞西高校に0ー2で敗れて県大会出場は叶わなかったが、今大会で出た課題を突き詰めて関東大会予選での巻き返しを狙う。

石黒登(取材・文)

試合結果

ふじみ野 3-2 埼玉平成

1(前半)1
2(後半)1

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