[川口カップ]川口北は3位、坂井主将「戦い抜くことができた」 自信をつける3日間に

令和5年度 第20回 川口市長杯 川口カップサッカーフェスティバル最終日(3月26日、青木町公園)。点の取り合いとなった3位決定戦は、川口北が3-2で竹園(茨城)を振り切った。

川口北は前半16分に先制を許すも、23分、FW磯結斗(新3年)の縦パスからFW山田晴翔(新2年)が右足で流し込んで同点に。1-1で折り返すと後半開始1分、MF山口斗真(新2年)のスルーパスから抜け出したMF川本龍一(新3年)がきっちりと決めて逆転に成功する。

しかし、後半は雨脚が強まる中でなかなか前線に良いボールを供給することができず。直後の3分、ゴールエリア前の一瞬の隙を突かれて失点すると、その後は押し込まれる時間帯が続いた。

それでもこの時間をバックラインを中心に凌いだ川口北は終了間際の27分、敵陣左中間でファールを得ると、MF森琥太郎(新3年)の正確なフリーキックから185cmの長身DF安良岡大智(新3年)がファーサイドでヘディングを叩き込みゲット。そしてこれが決勝点となった。

相手の2点目のシーンではグラウンドに足を取られ、失点に関与。「自分が失点に絡んだっていうのもあって、どうにかしたいなと思っていました」という長身DFは「ボールが良かった」と仲間に感謝しつつ「ファーサイドは狙っていました。取り返せて良かった」と胸をなで下ろした。

MF坂井大知(新3年)主将は「昨年はチームとして良い結果を残すことができなかったので、今大会は得点を奪うということと、失点も今日はしちゃったんですけど、昨日、一昨日は無失点で行けて、やっぱりチームで勝つっていうところで、戦い抜くことができたのでそれはすごい収穫だと思います」と話し、「守備の部分、攻撃の部分と今大会で見つかった課題があるので、そこは日々の練習から改善したい。県大会ベスト8以上っていう目標がチームとしてあるので、インターハイはそこを目指してやっていきたいと思います」と語り、約1ヶ月後の戦いを見据えた。

石黒登(取材・文)

試合結果

川口北 3-2 竹園(茨城)
1(前半)1
2(後半)1