川口西中が新人戦の反省を活かし、川口カップ制覇!1年生FWが準決勝に続きV弾

新人戦の反省を活かし見事V。川口市中体連の“プレ学総”的位置づけである「第38回川口カップ」が23日に行われ、決勝は延長戦の末に川口西中が1-0で戸塚西中を下し、優勝を飾った。

川口西中は昨秋の新人戦、地区大会ベスト8で敗退。課題になったのが気持ちの発露や声の部分だ。川嶌慎吾コーチは「子供たちの中で喋ることであったり、ちょっと盛り上げるのが苦手な子たちがいて、その部分の必要性をとても感じた大会だったのかなと思っています」と当時を語る。

その後、県リーグの入れ替え戦やチームとして成長する機会を経る中で選手たち自身も「声」の重要性を実感。「盛り上げる声」や「ひとりひとり繋がる」ことを意識して練習を重ねてきた。

今大会は初戦先制を許しながらも逆転勝ち。準決勝の川口南中戦も2-0で勝利したが、いずれも終盤での得点だった。決勝の戸塚西中戦もタフな展開となった中で川嶌コーチは「相手に押し込まれて、きつい時でも「自分たちが勝つんだ!」っていう気持ちを忘れずに、最後の最後まで粘りきって、頑張ったことが延長戦のゴールに繋がったんじゃないかなと思います」と振り返る。

主将を務めるDF大森幹也(2年)は「今大会はチームの課題に向き合ってどんどん直していけた」と話す。前回の試合ではバックラインでうまく連携が取れなかった部分があった中で修正。新人戦では失点後に気持ちが落ち、失点を重ねたことが課題となったが、横田純一監督も「ゲームの中心になれる」と評価するDF青木翔成(2年)とのCBコンビでうまく連携を取りつつ、「今回の大会は攻め込まれている時でも、声をかけてみんなで前を向いてできた」と胸を張る。

すると延長後半2分だ。左コーナーキックのこぼれ球を大森が入れ直すと、ファーサイドのFW小松大馳(1年)がヘディングで奪い、これが決勝弾。準決勝の川口南戦に続き、V弾を決めた1年生FWは最近チャレンジしているという中盤でスタートした中で後半からは前線へ。「最近あまり点を決めていなかったので、2試合連続でトップとして仕事ができて嬉しい」と喜んだ。

今後は県リーグなどでさらにレベルアップしながら、本番である夏の学総で3年ぶりの栄冠を目指す。1年次から出場するエースの10番FW外岡恵吾(2年)はスピードのあるドリブルが持ち味で、この夏も期待したい選手のひとり。「まだ県で勝てていないので、活躍できるように頑張りたい」と意気込む。3年前の優勝メンバーのひとり、MF大森拓真(川口市立高2年)を兄に持つ主将の大森幹は「兄の記録も超して、もっと上の舞台に行けたら」と兄超えを掲げた。

石黒登(取材・文)

試合結果

川口西中 1(延長)0 戸塚西中
0(前半)0
0(後半)0
0(延前)0
1(延後)0