浦和トレセンが優勝!試合ごとに自分たちのストロング理解し、決勝は4発 浦和トレーニングセンター親善交流大会

新小6が競い合い、お互いの技を高め合った。「2023年度浦和トレーニングセンター親善交流大会」が2月23日、レッズハートフルフィールド駒場で行われ、浦和トレセンが優勝を果たした。

同大会には浦和トレセン、東西南北の浦和トレセンに加え、浦和レッズJr、ASAKA(朝霞トレセン)、さいたま市北部トレセン、東松山トレセン、船橋トレセン、川口トレセン、町田セレクトの12チームが参加。3チームずつABCDの4ブロックに分かれ、予選リーグを戦った。

1位トーナメントには浦和トレセン、川口トレセン、ASAKA、町田セレクトの4チームが進出。準決勝では浦和トレセンが川口トレセンに、ASAKAが町田セレクトに勝利し決勝進出を決めた。

決勝では浦和トレセンが強さを発揮。前半7分、兼原遥希(上木崎)が決めて先制すると、後半も攻勢を強め、2分にコーナーキックのこぼれ球から新井敬裕(田島)が加点。7分に望月蓮(谷田善前)がクロス性のシュートを決め、13分には兼原が右足で豪快に突き刺してダメを押した。守備面でも前半あった相手の好機をGK織原辰己(大牧)がストップするなど無失点に抑えた。

池田俊監督は「トレーニングもそんなにできていなかったんですけど、試合ごとに選手たちが自分たちのストロングポイントを理解しながら勝ち上がれたのは良かったと思います」と話す。

予選リーグ初戦の浦和北トレセン戦は試合の入りが緩かったところもあり引き分けスタートとなったが、球際で戦うことを一番に意識しながら、一戦一戦成長。決勝ではストロングポイントの前線にボールを入れつつ、取り切った前半の先制点が「すべてだったかなと思います」とした。

大会の優秀選手にも選ばれた望月は「最初は慌ててボールが収まらないところがあったけど、最後はみんな落ち着いて裏にボールを出したりとかできるようになった。(個人としては)いつもは縦ばっかりしかいかなかったけど、中に切り込んだりそういうプレーができた」と胸を張る。

エース格の兼原は得意の抜け出しと右足のパンチ力のあるシュートで存在感を発揮。決勝でも2ゴールを奪った。「結構縦の突破はできたかなと思うし、(大会を通して)全体的に周りを見られるようになった気がする。自分で縦に行って、それで決められる選手になりたい」と語った。

石黒登(取材・文)