東海大高輪台が最多3度目のV、聖望学園は一歩及ばずも準優勝/第8回U-16彩都リーグ
第8回U-16彩都リーグ決勝が21日に行われ、東海大高輪台と聖望学園が対戦。東海大高輪台が2-0で勝利し、2017年の第3回、2018年の第4回大会に続き、最多3度目の優勝を飾った。
同リーグは「公式戦出場機会の少ない高校1年生の実戦の場とする」ことを目的に2015年から始まった埼玉県と東京都による強化リーグだ。新型コロナ感染拡大により2020年は中止、2021年は予選リーグのみの開催となったが、2022年度は3年ぶりに決勝トーナメントが開催された。
決勝は東海大高輪台と聖望学園が激突。スコアレスで試合を折り返した中で東海大高輪台は、後半8分にMF大島海聖のゴールで先制、さらにその1分後にはこぼれ球をFW水島健斗が押し込んで一気に突き放す。終盤も安定した試合運びでゲームを締め、3度目のタイトルに輝いた。
県勢の聖望学園は惜しくも準優勝。高木友之コーチは「ボールを持たれる状況で、自分たちのペースに持って行けなかった。ボールを進める際も縦に速い攻撃になってしまい、横幅を使えないというのが目立った。選手たちは頑張っていたんですけど、相手の方が一個上だった」と話した。
最後は悔しい結果となったが、1年間を通したレギュレーションで準Vとひとつ結果。すでにトップチームにも絡むFWファサン・ダニエルや「ボールを動かせるし、声もかけられる。チームの心臓」とコーチも推すMF小山晃也はもちろん、この経験を糧にそれぞれがステップアップを目指す。高木コーチは「この子たちは元気があるし、すごく良いものを持っていて、情熱的なところを持っている。この後、しっかり上のカテゴリーでも頑張ってほしい」とエールを送った。
石黒登(取材・文)
出場チーム(全24チーム)
埼玉県:12チーム
成徳深谷、浦和西、浦和南、聖望学園、浦和東、狭山ヶ丘、市立浦和、埼玉平成、南稜、細田学園、浦和学院、大宮南
東京都:12チーム
国士舘、東海大高輪台、東海大菅生、実戦学園、東久留米総合、大成、東京実業、保善、東京朝鮮、大森学園、駿台学園、日大豊山