ハットトリック達成の本庄FW吉田開 「フルスピードで何本も走れる」スタミナは中体連時代の走り込みがベース

無尽蔵の運動量が持ち味だ。本庄FW吉田開(2年)は「前半は窮屈なプレーになってしまった」と反省。後半は広い視野を心掛けてプレーすると6分、29分と抜け出しからゴールを奪う。

そして後半38分には3点目。「その前のフリーキックから低めに来ていたので、ずっと狙っていてうまく当てられて良かったです」。相手のキックを“狙って”ヘディングで弾くと、同時に前線へ動き出す。信頼関係を築くMF福島愛翔(2年)のスルーパスに最高のタイミングで抜け出すと、最後は前に出たGKを冷静に見てループシュートで決め、ハットトリックを達成した。

スプリントの多さは自慢だ。山田将登監督も「ガッツがあるしスピードもあるし、『フルスピードで何本も走れる』」と評価。また、「守備になるともっと貢献出来るんです。どんどんプレッシャーに行って、相手を潰しに行ける」と強豪との対決となれば吉田の守備が効いてくると話す。

「走り込みは力を入れてきています」と吉田。終盤にかけてもフルスピードで、何本でもスプリント出来る無尽蔵のスタミナは中学校で養われたもの。深谷南中では毎日朝練で外周700mを6周ダッシュ(30分以内)をしてきたといい、「その財産がいま生きていると思います」と語る。

2回戦はS1リーグ所属の強豪・成徳深谷が相手だ。それだけに攻撃面はもちろん、守備面での吉田の貢献というのはキーになってくるだろう。「相手は強豪なんですけど、食らいついて、勝って次に繋げたいです」。前線から何度も、何度も食らいつき、ジャイアントキリングを狙う。

石黒登(取材・文)