3トップは強力。初のタイトルは射程圏内か 高校サッカー選手権戦力分析【聖望学園】
聖望学園高校
所在地:埼玉県飯能市中山292
URL:http://www.seibou.ac.jp
今季成績
新人戦:ベスト4
関東予選:ベスト4
インターハイ予選:準優勝
S2Aリーグ:2位(9勝2分2敗)
(※リーグ戦の順位は前半戦終了時点のものです)
主な卒業生:門倉健(元プロ野球)、鳥谷敬(プロ野球)など
監督:山本昌輝
3トップは強力。初のタイトルは射程圏内か
今年はインターハイ初出場を見て入ってきた代と期待値も高かった中で新人戦、関東予選で4強入りすると、インハイ予選で3年前の再現を果たして準優勝を達成。今年から1枠に減枠となったことにより2度目の全国とはならなかったが、その攻撃的なスタイルは選手権に向けて期待を抱かせた。今夏は宮城で行われたプーマカップで優勝を飾るなど、県外でも経験値を積み重ねている。
前述のように学校初の全国を見てそれに憧れて入ってきた代であり、4ー3ー3の各ポジションに強力な「個」を持った選手が揃う。特に3トップは魅力的で左WGの塚田は今年の埼玉でも屈指のタレント。最前線の森田は得点に、ポストに高いチームの攻撃力を引き出すストライカーだ。システムの基盤となる中盤の3枚もボールキープに優れる菅間、ミドルシュートに定評のある西澤、アンカーの位置でチームのバランスを取るキャプテンの石川が並ぶ。彼らが近い距離感を保ちながらショートパスを繋いで攻め込んでいくのが聖望学園のスタイルだ。前線に比べ、当初ディフェンスは脆さもあったが、インターハイ予選では準決勝まですべての試合で0封と守備力も着実に向上してきている。
ベスト4、準優勝と来て、最後に狙うのはもちろん初の埼玉県制覇だ。
Pick up Player
FW塚田悠太郎(3年)
今年の埼玉でも屈指のタレント
もともと技術は高かったが、今年はメンタル面の向上で一気に飛躍を遂げた。左サイドから一気にスピードアップし、ゴールを狙う。
基本フォーメーション
石黒登(取材・文)