FC東京内定MF荒井悠汰、鹿島内定DF津久井佳祐 昌平から2人がJ1の舞台へ、合同記者会見【全文レポート】

27日、昌平高校にて来季FC東京に入団が内定したMF荒井悠汰、鹿島アントラーズ入りを決めたDF津久井佳祐の合同入団記者会見が行われた。ここでは記者会見の全文をお送りする。

城川雅士校長

本校としましてはJリーグ入団というのは、これで7年連続16人目という形になります。こういった出来事は本当に我々学校に関わるすべてのものにとって非常に期待、夢を持たせてくれます。いま実際に彼らの先輩で、Jリーグで活躍している選手もおります。私もDAZNでよく応援していますが、本当に我々の中では彼らに対する期待や夢というのは大きなものがあります。そういう意味ではここで入団が内定した2人も、今後我々の胸をドキドキさせてくれるような活躍というのを心から期待したいと思います。

サッカーに関しての話は監督、またチームの方々からいろいろお話があると思いますので、私の方は彼らの普段の学校生活について担任等から聞き取りをしてきました。

まずは荒井くんについては常に明るく、クラスのムードメーカーだと。授業中も積極的に発言しているそうです。またコミュニケーション能力が高く、学習でわからないことがあれば自ら強化担当に納得いくまで教えてもらうことがしょっちゅうだそうです。テスト前になるとサッカー部の練習後、すぐに自習室にこもって勉強もずっとしていると。そういった学習でも本当に積極的だという評判です。周りからの信頼も非常に厚く、人間的な魅力も十分にある生徒だとそんな意見をもらいました。

そして津久井くんについては教室にいる時はどちらかというと物静かで、周りの生徒がワイワイ騒いでいるような状況でも常に冷静さを保っている、そんな生徒だそうです。勉強の面ではいわゆる定期考査等ではクラス内で1位を取り続けているというようなところで学習も本当に一生懸命やっていて、周りからは一目置かれた存在、そして人望もとても厚いと、そんなふうに聞いております。

本当に2人とも人間性、そういった部分でも十分に学校としても保証できる人物であり、おそらく彼らがプロに行った時に周りの友達も含めてみんなが心の底から応援できる、そんな2人であるというふうに思います。これからプロという形になっていきますが、校長の私からはぜひ高校の在学中に高校サッカーでやり残したこと、具体的には選手権とプリンスリーグというところになるかと思いますが、結果を求めてやってほしいなと強く思っています。彼らも夏悔しい想いもしています。それをしっかりと晴らすというところを、我々は常に応援したいという気持ちを強く持っています。またその後、プロに入ってからはアスリートとしてはそこがスタートラインになると思います。本当に厳しい世界で、苦しい時も多いかと思いますが、我々学校関係者一同、心からみんなで応援を続けていきますので、ぜひ頑張ってほしいと、そう強く思っています。

藤島崇之監督

先ほど学校長からも話がありましたが、7年連続、今年で16名のJリーガー誕生ということで、我々スタッフ、また学校としてもこういった活躍をしてくれる選手がいることを大変嬉しく思っております。私の方からは彼ら2人について、紹介の方をさせていただければと思います。

まず2人に共通する点としまして、中学校の時の在籍チーム、FC LAVIDAというクラブチームでともに選手としてプレーをしておりました。FC LAVIDAというクラブチームは我々昌平高校と練習環境等をともにして、いわゆる下部組織的な扱いで一緒に活動しているチームであります。そのチームから数えて6年間、ともにプレーをしておりました。

そういたしましたら、荒井悠太の方からご紹介をさせていただきます。先ほど学校長からも担任の方からの学校生活での姿ということで話はありましたけども、コミュニケーション能力が高いという話がありましたけども、どうなんですかね(笑)。

高校1年生の時には、全国高校サッカー選手権大会に1年生にしてすでにレギュラーという形で活躍してくれまして、残念ながらベスト8のところでしたけども、そこに至るまでの間、非常に素晴らしいゴールを決めたりと活躍をしてくれました。その結果、日本高校選抜にも1年生ながら選出されるというところで注目をしていただける機会もあったかと思います。その際も高校サッカー選手権が終わった後に取材等をしていただける機会があったのですが、まずそこで拒否といいますか、しゃべれませんと私に申し出たのを思い出します。

ただ高校1年生からしっかりと技術的なレベル、見ての通り身体もしっかりしていますので、そういったところでのフィジカル的な要素も含めて、すごくいままでにない、昌平のイメージとはちょっと違った選手、力強さとうまさを兼ね備えた選手です。そういった状況の中で1年生の時はしっかりと活躍をし、2年生に関してはちょっと怪我もあり、なかなかうまくいかない期間もありましたけども、2年生の2月のところでFC東京さんの方に入団を内定という形で発表させていただきました。

本当に彼自身に関してはひとつは「欲」。サッカーを追求していく、サッカーをうまくなりたい、サッカーに対して自分自身がどれだけ勝負していけるか、そういった欲については本当に誰よりも持っている選手だなと思っています。

練習がない日、いわゆるレスト、それはある意味、リフレッシュの日という形で捉える状況もあるんですけども、話を聞くと小学校に行ってボールをずっと蹴っていたと、シュート練習をずっとしていましたみたいな、そんな形でいわゆるサッカー小僧といいますか、サッカーが好きでサッカーをうまくなりたいという意識の高さは非常にある選手です。ただレストなので疲労回復に努めてもたいらいというところもあるんですけども(笑)。

1月のキャンプのところから参加させていただきまして、その時も本当にいろいろな素晴らしい経験をさせていただく中で、その後もFC東京さんの練習参加をさせていただき、そこで伸びて帰ってくるという状況が顕著に見られた選手で、それは正直なところプレー的なところもありますけども、メンタリティの部分もかなりあるかと思います。

話を聞くと、長友佑都選手に体幹を教えてほしいというふうなお声掛けをして、実際教えてもらったり、渡邊凌磨選手にはディフェンスのプレッシングのかけ方を教えてほしいと。そういうふうに、プロの選手に自分から声をかけていき、そこで吸収をすると、そういった形で良い意味で可愛がられる選手なのかなと思っています。

これからプロの道でということで、実際ルヴァンカップ3試合、出場時間は少し短い部分もありましたけど、もうプロの舞台での経験もさせていただいていますので、これから高校で先ほど学校長からもあった高校サッカー選手権を優勝して、それからプレミア昇格も果たして、プロのステージでまたさらに飛躍を求めてもらいたいというように思います。

続きまして津久井佳祐になります。津久井ですけども、高校2年生の時からチームの中心選手として活躍をしてくれています。もともとボランチというポジションでプレーしておりましたが、いまはCBということで本当にチームの大黒柱といいますか、欠かせない選手です。技術的な部分もしっかりしていますし、その中にディフェンスとして必要な能力、ボール奪取、ボールを奪う力という部分に関してもすごく長けている選手だと思っています。

いまのところはそんなに線は太くない状況で、これからまた鍛えてという形になってくると思いますけども、どちらかというとフィジカルでボールを奪うというよりも予測とか反応の良さとか、判断の部分でしっかりとボールを奪える、そういった力を持っている選手です。逆にそういった選手がプロの世界でどう活躍できるかという部分もすごく私にとって楽しみな選手です。

今年度、高校総体で第3位と、ちょっと悔しい結果に終わりましたけども、津久井については準々決勝で足首の脱臼と靭帯断裂ということで、いま選手権、プレミア昇格に向けてリハビリをしています。そういった中で今回鹿島アントラーズさんの方からオファーをいただきました。本当にそこに関しては我々も、本人も一番びっくりしているところだったと思います。津久井自身がずっとプロに行きたいと、プロになりたい、Jリーグでプレーしたいという夢を持って、目標を持って、それもしっかりと言葉にしていた選手なので、できるだけ遅くなってでも決めたいという話はしていた中でお声掛けをいただきました。そこに関しては本当に感謝しております。

2人がこれから先、厳しいプロの世界でどれだけ活躍できるか、これはもう本当に本人次第だと私も思っております。ただこの厳しい世界でもしっかりとやれる2人だと私は思っておりますので、今後も温かい目で、良い意味で注目をしていただければありがたいなと思います。

荒井選手、津久井選手の意気込みは?

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