令和2年度新人体育大会1回戦 上里中 vs 幸手西中
令和2年度新人体育大会1回戦。上里中は2-0で幸手西中を下し、2回戦進出を決めた。
しっかりとした守備がベースの上里中。次戦“北部対決”を制し南浦和との対戦を熱望
上里中は前半10分にMF春山咲人のゴールで先制。さらに13分には後方からのロングボールをFW北山秀幸が追うと、相手ディフェンスとキーパーが交錯。その隙にボールを奪うと、切り返して右足でニアに突き刺した。幸手西中は前半終了間際にカウンターからFW藤岡真翔が狙ったが、シュートはキーパーを越えるもディフェンスにかき出され、ゴールとはならなかった。
「失点をしないということにすごいこだわっている。0で押さえられたというのはすごい良かったと思います」と上里中・矢嶋俊介監督。チームのベースはまずしっかりとした守備だ。約半数が本格的にサッカーをするのは初めてという中で、上で勝っていくためにまずは守備を徹底。この試合でも中を固めつつ、サイドにうまく誘導してボールを奪うというシーンがよく見られた。
キャプテンで9番のDF谷川碧斗は3年生の代まではFWをやっていた中で新チームからCBにコンバート。「まずは声をベースに、高いボールは全部頭で突っ込むだとか、シンプルなプレー、基礎的なところをまずみんなでしっかりとやってきました」。その成果も出てか、谷川主将率いるチームは新体制になってから、練習試合等も含めていまだに“無失点”を継続中だという。
2回戦は深谷岡部中との“北部対決”。そしてそこを勝ち抜けば3回戦で南浦和が待ち受けるが、それも選手たちの良いモチベーションなっている。谷川は「南浦和は全国レベルのチーム。やって良い経験にして、自分たちが3年になった時の学総に繋げたい。必ず北部対決を制して、南浦和をやりたいと思います」と対戦を熱望。そのためにまずは次戦北部対決を制することを誓った。
石黒登(取材・文)
試合結果
上里 2-0 幸手西
2(前半)0
0(後半)0