第98回全国高校サッカー選手権大会埼玉大会1次予選ブロック代表決定戦 栗橋北彩 vs 小川

第98回全国高校サッカー選手権大会埼玉大会1次予選・ブロック代表決定戦(ふじみ野高校会場ほか)。グループRの栗橋北彩高校は2ー0で小川高校を下し、2年連続の県大会を決めた。

立ち上がりから攻め込んだ栗橋北彩は前半10分、味方からのパスがディフェンスに当たって溢れたところをMF春日寿輝也がきっちりと詰めて幸先良く先制。大量得点の予感を感じさせた。

しかし、その後は1回戦から戦ってきた連戦の疲れもあり、マイボールの状態を蹴ってイーブンにしてしまう場面なども多く、いつものように中盤でリズムを作ることができない。前半38分にはMF栗田淳史の縦パスに抜け出したFW伊藤那月がファーストタッチをうまく頭でコントロールしてループ気味に流し込んで追加点としたが、後半も攻撃のチグハグ感は解消されず。

前半と並び8本のシュートを放ちながらフィニッシュの部分で精度を欠くと、カウンターから小川に逆襲を喰らう場面もあった。結局、その後スコアは動くことなく、2ー0のまま栗橋北彩が勝利し2年連続の県大会行きを決めたが、内容自体には多くの課題が残るゲームとなった。

栗橋北彩・大川原章仁監督は試合を振り返って、「今日の収穫は勝てたことだけ」とピシャリ。「敵は相手ではなくうち。あの子たちの敵は栗橋です」と語り、「敵は我にあり」とした。

浮沈握るフリーマン 栗田は怪我の影響もあり攻撃スイッチ入れられず、県での爆発誓う

「今日はなかなか攻撃のスイッチを入れることができなかったです」。中盤のフリーマンは前半最後に2点目の起点となったものの、チームの攻撃性を引き出せなかったことを悔いた。

トップ下でテクニックと打開力のある栗田が自由に動き回りながらドリブルに、ラストパスに攻撃のスイッチを入れていくのが今年の攻撃パターン。しかしこの日は1週間前に痛めた左足首にまだ痛みが残る状態もあり中盤でなかなかボールを持てず。両軍最多4本のシュートを放つなどゴールへの姿勢は示したものの、本来のパフォーマンスを見せることができなかった。

昨年は1次予選でインターハイ16強の川口市立を破ったひとつ上の代でも主力を務めた中で、3年生となった今年は10番を背負い名実ともにエースとして2次トーナメントに臨む。「去年(の熊谷戦)は自分たちも攻めたんですけど、カウンターとかで決められて、そういうところで決め切る力がないと勝てないと感じました」。今年は最後の部分で決め切るところにもこだわる司令塔は、自身2度目、そして最後の選手権で完璧なコンディションで大暴れを狙う。

石黒登(取材・文)

試合結果

栗橋北彩 2-0 小川

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