第74回国民体育大会関東ブロック大会 埼玉県 vs 千葉県

第74回国民体育大会関東ブロック大会(通称:ミニ国体)が8月10日に開幕。千葉県選抜と対戦した埼玉県選抜は立ち上がりに2点を先行するも、その後3点を返されて2ー3で敗れた。

埼玉県選抜は前半9分、MF戸田大翔(浦和レッズユース)が前線で相手のクリアをカットすると、中央で受けたFW高橋悠(浦和レッズユース)がエリア右に侵入しながら右足を振り抜いて先制。その2分後にはキャプテンのMF山田結斗(大宮アルディージャU18)の左コーナーキックからDF工藤孝太(浦和レッズユース)がドンピシャのヘディングを合わせて加点した。

最高のスタートを切ったチームだが、前半18分にゴール前の混戦を決められて1点を返されると後半は押し込まれる展開。すると11分には追加点を決められ同点に追いつかれてしまう。

流れを取り戻したい埼玉県選抜はDF大塚天翔(正智深谷高)を投入して3ー4ー3の形に変更。終盤は再び押し返す場面も見られたが、PK決着かと思われた後半ラストワンプレーでエリア手前でハンドの判定を取られると、直接フリーキックはクロスバーに当たったもののこぼれ球をヘディングで押し込まれ直後に笛。前半のリードを生かせず、悔しい逆転負けとなった。

一発勝負での代表権は逃したが、まだ決定戦を経ての3枠目が残される。11日は栃木県選抜と激突し、勝てば12日に群馬県選抜vs.神奈川県選抜の勝者と最後の枠をかけて争うこととなる。

2点先行も後半に失速… 山田結斗主将「うまく相手のペースでやられてしまった」

立ち上がりの良い流れを継続できず、相手にボールを持たれる展開で疲労し後半は失速した。

今大会は35分ハーフの短期決戦。入りを大切にしていた中で前半9分、「ひとつ落ち着けて右に運んだことで相手が2枚重なってうまく抜け出せた。シュートも落ち着いて左に流すことができた」という高橋悠のゴールで先制。11分には追加点が決まるなど、最高の立ち上がり。

しかしそこから徐々にボールを持たれる時間が増えると、前半の引水タイム前に混戦を詰められ失点。後半は気温も上がってくる中、「ずっと相手にボールを握られて自分たちは走らせれることが多かった。うまく相手のペースでやられてしまった」と山田。2失点後は5バックに変更したが、相手のアンカーのところでフリーマンを作られ、優勢にゲームを進められた。

田渕常夫監督も「千葉の選手がうまいのはわかっていたが、相手ボールの時間が長く苦しい展開になった。後半の終了間際に相手の方がエネルギーがあった」と、終盤のガス欠を認めた。

見えていた勝ちを逃し精神的なダメージは大きいが、まだ代表決定トーナメントを進んでの3枠目が残っている。主将の山田は「あと2回勝てば国体に行ける。もう一回今日の敗戦をしっかり振り返って、チームでひとつになってあと2勝していけるように頑張りたい」とした。

石黒登(取材・文)

試合結果

埼玉県 2-3 千葉県

2(前半)1
0(後半)2

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