[女子新人戦]大会3連覇を狙った昌平は3位。上手さを生かす球際、走力にこだわり、全国16強の昨年超え目指す
もう一度1つ1つ積み上げながら偉大な先輩たちを越える。大会3連覇を目指した昌平は準決勝で南稜にPK戦で敗退。それでも最終日は川口市立に7-0と快勝し、3位で大会を終えた。

昌平は新10番のMF岡本明莉(1年)やMF小澤真由(2年)らを中心にドリブルでの仕掛けを強く意識して試合に臨むと、前半11分、21分と岡本、小澤のコンビで1点目、2点目を奪う。
後半も小澤が緩急の効いたドリブルで相手を翻弄し、3分には小澤の仕掛けからクロスをMF田島百和子(1年)がゲット。19分には再びクロスからDF木村唯(2年)がジャンピングボレーで奪い、その1分後にはDF大橋凜(1年)がゴール前の混戦を打ち抜いてリードを広げた。
昌平は終盤もドリブルで切り込んだ田島が自らのシュートのこぼれ球を詰めて加点すると、終了間際にも途中出場のFW小河実夢(2年)が抜け出して決めるなど、大量7得点で勝利した。
昌平は1つ上の代が今冬の選手権で躍進。同校初のWEリーガーとなったエースFW松井美優(3年/マイナビ仙台)らを軸に京都精華(京都)、高川学園(山口)を下して準々決勝に進出すると、3度の優勝を誇る聖和学園(宮城)に敗れたが、2度目の全国で16強入りを果たした。
一方で昨年は3年生が多く、森田光哉監督も「選手たちに成長を促しながらやっていく時間が必要なのかなと」と話す。準決勝では南稜にPK戦で敗戦。MF上田莉子(2年)主将は「勝たなきゃいけないプレッシャーに負けてしまったなと思うし、誰かが欠けていてもやらなきゃいけないところとか、球際とかの部分で、自分たちの未熟さが出てしまった試合だった」と振り返る。
指揮官も「過去のチームを見ても一番うまいんじゃないかなと思います」というように技術力は確か。上田も「個々でみんなすごい良いサッカー感っていうのを持っていると思っていて、練習とかでも去年よりうまく相手を崩せているなっていう感覚はあります」。そのうまさを生かすために1年での1部復帰を目指す関東2部リーグで球際や走力にもこだわりながら経験値を積む。
上田は「去年のベスト16っていうのを超えなきゃいけないなって思いますし、夏のインターハイで自分は全国にみんなで行きたいなっていう想いがある。そのためにも1つ1つの練習をこなすだけじゃなくて、先生の想像を超えるように自分たちで取り組まなきゃいけないと思うし、毎日毎日成長していかないと間に合わないと思うので、全員で協力して頑張っていきたいなと思います」。プレッシャーがかかる代なのも確か。その中でも1つずつ積み上げて、夏は再び県タイトルを奪還し、関東大会も突破して先輩たちもなし得なかったインターハイ出場を目指す。
石黒登(取材・文)
試合結果
昌平 7-0 川口市立
2(前半)0
5(後半)0


